商学部

学科紹介

経営学科 Department of Business Administration

マネジメントの知識を将来に活かす

近年の企業を取り巻く環境の変化に迅速に対応するために、さまざまなレベルでの経営革新(イノベーション)を、いかに組織を維持・発展させるかというマネジメントの視点から理論的かつ実証的に学修します。また、企業における経営資源の活用に関する分析方法なども学び、専門知識を身につけることで、企業という組織を理解します。

学びのキーワード

経営戦略、組織管理、イノベーション、起業、IT など

ゼミテーマ例

企業経営に関する理論研究/組織のマネジメント・コントロール理論/MOT(技術経営)・IoT(情報技術)の融合/企業戦略とパフォーマンスの実証分析/優秀企業と社長の研究/世界経済と企業活動の国際化の実証分析

Pick UP!授業|人的資源管理論

企業はモノやヒトなどの資源を活用し、経済活動を行っています。とりわけ、人的資源管理論は、「ヒト」に注目する分野です。業種にかかわらずサービス業化が進む現在、企業が活用できる資源における「ヒト」の重要性がますます高まっています。しかし、モノとは違い「ヒト」には心(ハート)があります。例えば、お給料の決め方や働き方に対するニーズは一人ひとり異なります。そのため、企業は、社員の多様なニーズに応えられるような制度をつくる必要があります。「ヒト」という資源の特殊性を念頭に、企業の取り組みを理解することが重要になります。

学生インタビュー

経営学科生の1日のスケジュールモデル

現在専攻している学科・学問の内容と、その学科を選んだ理由を教えてください。
経済全体の流れやお金の動きより、企業がどのような経営戦略をとって成功しているのか、逆に失敗しているのかに興味があったため、経営学科を選択しました。
入学前に抱いていた不安はありますか? また、それは解消されましたか?
商学という学問について何も知識がなかったため、授業についていけるのか不安な部分がありました。しかし、高校生の時のようにコツコツと勉強することで、しっかりと授業についていくことができました。
現在、学んでいること(授業や研究しているテーマ)は何ですか?
現在は商品開発マネジメントについて学んでいます。特に、市場で成功する商品が生み出されるメカニズムを、主に、戦略、組織、開発プロセスのマネジメントの観点から研究しています。具体的には、事例研究、グループワーク、商品開発プロジェクトなどの活動を通して、企業における商品開発マネジメントへの理解を深めています。
めざす進路や活用したい学部の制度(留学・奨学金等)はありますか?
目指す進路として、IT業界やメーカーへの就職です。
活用したかった制度に、留学があります。私はできませんでしたが、興味のある方にはぜひチャレンジしていただきたいです。
商学部や経営学科の魅力を一言でお願いします!
リアルな経営について楽しく学べることが魅力です!

Q.ビジネスってなに? 経営学科の先生に聞きました 

三木朋乃准教授
担当科目:経営学
研究テーマ:標準の普及、環境経営

A.「付加価値」を生み出すこと

企業が売っている製品は、材料よりも高い価格がつけられています。この上乗せ分が、ビジネスによって生み出された「付加価値」です。企業は、技術や生産方法、販売方法など多方面にわたって工夫を行い、「付加価値」を生み出しています。このことからビジネスを理解するには、多方面にわたる知識が必要なことが分かります。

会計学科 Department of Accounting

ビジネスを支える会計を学ぶ

会計学に関して、入門科目から応用科目へと段階的に履修していくことで、会計固有の論理や方法について体系的に学びます。現代の企業を取り巻く環境の変化に対応した、新たな研究領域も学修。実社会で活用できる会計学の専門的な知識・能力を身につけるとともに、簿記、公認会計士、税理士などの資格取得のために必要な学修も行います。

学びのキーワード

簿記、経営分析、経理、監査、税金 など

ゼミテーマ例

会計情報による企業・市場・制度の実証分析/国際会計(国際財務報告基準(IFRS))/現場で使える管理会計と心理学/創業体験プログラムを通じた経営・会計の実践/簿記・会計学に関する諸問題の検討・研究/組織心理学・スポーツビジネスに関する実証的研究

Pick UP!授業|原価計算論

原価計算とは、企業が製品・サービスの提供にどれだけの経営資源(原材料、労働力など)を消費したのかを貨幣額をもって計算することをいいます。原価が計算できることで、製品・サービスの販売によってどの程度の利益が出たのかがわかるようになったり、経営計画を立てるために必要となる情報が得られたりします。この講義で原価計算の基本的な手続きや方法、考え方を身につけることによって、続く講義科目で学ぶことになる原価情報を用いた経営管理やマネジメントの方法の理解がスムーズになります。

学生インタビュー

会計学科生の1日のスケジュールモデル

現在専攻している学科・学問の内容と、その学科を選んだ理由を教えてください。
私は会計学科を専攻しており、会計学を中心として財務諸表の分析、監査論等の勉強をしています。私が会計学科を選択した理由としては、入学当初から公認会計士になりたいという目標があったため会計学科を選びました。
入学前に抱いていた不安はありますか? また、それは解消されましたか?
私は地方出身であったため、知り合いも誰もいない中でのスタートだったので友人ができるのか不安でしたが、いざ大学生活が始まると授業等で他の大学生の方との交流する機会が増え、自然に友人ができるようになりました。特に私の場合ですと、学科の中で同じ資格の勉強をしている子たちが多く、お互いに切磋琢磨しながら良い信頼関係を築くことができています。
現在、学んでいること(授業や研究しているテーマ)は何ですか?
現在は、監査論のゼミを履修しています。その中において、企業の人的資本の開示の発展について着目し、ニューロダイバーシティ(ND)人材を焦点に当て、ND人材の賃金格差等に関する開示が企業へのポジティブな影響を与えるのではないかということについての研究を行っています。
めざす進路や活用したい学部の制度(留学・奨学金等)はありますか?
公認会計士を目指して資格勉強に励んでいます。将来は、会計士として監査業務やコンサルティングにも関わっていくお仕事がしたいと思っています。
商学部や会計学科の魅力を一言でお願いします!
商学部では自分の興味のある分野を発見する機会がたくさんあります!

Q.ビジネスってなに? 会計学科の先生に聞きました

川端千暁助教
担当科目:簿記論、監査論
研究テーマ:財務諸表監査

A.ビジネスは粉飾が起こる舞台!?

私の研究対象とする財務諸表監査では、「財務諸表に経営者による粉飾がないか」を公認会計士がチェックしています。粉飾は、ビジネスが苦しいときに発生しやすくなります。したがって、現代の監査では、ただ帳簿を調査するだけではなく、コンサルタントのように、ビジネス上のリスクを分析することによって、経営者が粉飾をしそうなポイントを押さえておくことも重要になります。

国際マーケティング学科 Department of Marketing and International Trade

マーケティングの理論と実践を学びグローバルに活躍する

国際的視点でのマーケティングの必要性と現代社会における貿易の重要性がますます高まる中、 消費者の価値観の多様化や企業のグローバル化などに対応した流通・マーケティングと国際貿易の2本柱をメインに、理論と実践を学び、社会や企業活動の中で必要となる問題解決能力を身につけます。

※2022年4月より商業・貿易学科から名称変更

学びのキーワード

消費者行動、製品開発、広告、流通、貿易 など

ゼミテーマ例

現代の流通・マーケティングの戦略性と社会性/マーケティングの実証研究/貿易実務上の諸問題に関する事例研究/ 消費者行動研究とデータ分析によるマーケティング研究/消費者心理を起点とするマーケティング研究/マーケティングと消費者行動

Pick UP!授業|消費者行動論

マーケティング活動を効果的に行うためには、消費者が製品に何を求めているか、どのような基準や方法で製品を選択して購入するかを理解することが必要不可欠です。本講義では、私たちがどのようなステップで消費者行動を行うか、またそうした行動に影響する内的要因や外的要因とは何かを学びます。一連の学修を通じて、消費者行動への理解を深め、消費者を起点とするマーケティング戦略の立案のための洞察力を養います。

学生インタビュー

国際マーケティング学科生の1日のスケジュールモデル

現在専攻している学科・学問の内容と、その学科を選んだ理由を教えてください。
私は高校生の頃からマーケティングに興味があったため、商学部の中でもそこに重点をおいて学ぶことができる商業・貿易学科(現:国際マーケティング学科)を迷わず選びました。
現在は、マーケティングを中心にモノの流れや消費者行動について学んでいます。
自分が普段購入している商品がどのような意図で作られたのか、普段の消費行動が理論的に説明できることなど身近な題材が多いため、学んでいてとても面白いです。
入学前に抱いていた不安はありますか? また、それは解消されましたか?
入学前は、友人ができるかどうか、そして大学での授業そのものについていけるかどうかについて漠然と不安がありました。ですが授業ではグループワークが多く取り入れられており、授業内外を通して多くの友人ができました。また、大学の授業は入門科目から始まる上に丁寧な解説をしてくださる先生方が多く、初学者からでも問題なく学修を進めることができました。
現在、学んでいること(授業や研究しているテーマ)は何ですか?
マーケティングです。中でもデジタル社会におけるマーケティングやデータ分析を元にした消費者行動研究をテーマにしています。
めざす進路や活用したい学部の制度(留学・奨学金等)はありますか?
将来は、国内外を問わず多くの人をあっと驚かせることができるような企画をつくりたいと考えています。そのために短期留学プログラムや1セメスターの留学プログラムを活用して様々な価値観に触れていきたいです。
商学部や国際マーケティング学科の魅力を一言でお願いします!
ヒト・モノ・カネ全ての流れをもとにマーケティングを学べることです!

Q.ビジネスってなに? 国際マーケティング学科の先生に聞きました

朴宰佑教授
担当科目:消費行動論
研究テーマ:感覚マーケティング、消費者行動論

A. 人々の生活を支える解決策を提供する活動

皆さんは自給自足で何日生活ができると思いますか。現代社会において、私たちの生活は、様々な製品やサービスを絶えず市場から購入し使用することで成り立っています。ビジネスとは解決策としての商品を人々に提供し、その対価として適正な利益を得る活動です。

受験生向け「国際マーケティング学科」紹介ページはこちら
国際マーケティング学科の紹介リーフレット(3.2MB)をPDF形式でご覧いただけます。

金融学科 Department of Banking and Corporate Finance

変化する金融市場に独自の視点で挑む

金融経済の制度や理論などに関する知識と、企業の金融・財務活動や金融機関の業務・経営活動の解明、それに関連する実際的応用能力を重点的に身につけます。 金融を通して企業と経済を読み解く力を磨くとともに、金融機関や企業の財務部で働く人々に求められる専門技能や、資格取得のための知識を修得します。

学びのキーワード

通貨、銀行、証券、保険、決済手段、金融政策 など

ゼミテーマ例

企業分析・証券投資を通して経済と企業を学ぶ/グローバルマネーの拡大/日本と世界各国の企業・消費者のポジションを複眼的思考で考える/日本経済の将来/保険とリスクマネジメントに関する理論および実証研究/中央銀行デジタル通貨

Pick UP!授業|金融特論(決済機構)

この授業では、わたしたちの身の回りの決済制度の現状を紹介します。まず、伝統的な銀行中心の決済制度におけるクレジット・カード、電子マネー、QRコード決済のようなキャッシュレス支払手段を学びます。次に、近年の金融技術革新(フィンテック)の結果、利用可能になったビットコインのような暗号資産について学びます。講義を通して、サービスの販売過程にキャッシュレス支払手段を上手に取り込み、顧客に快適な買い物を経験させる事例を学び、デジタル社会における販売戦略を考案できる力を養います。

学生インタビュー

金融学科生の1日のスケジュールモデル

現在専攻している学科・学問の内容と、その学科を選んだ理由を教えてください。
株式投資に興味があったことから、それについて実践的に学ぶことができる金融学科を選びました。
現在は、銀行や証券会社などの金融機関の働きや株や債券などの金融商品、企業の財務活動や金融政策について幅広く学んでいます。
入学前に抱いていた不安はありますか? また、それは解消されましたか?
金融の知識を有していなかったため、単位を取っていけるかとても不安でした。
しかし、授業の復習を徹底するとともに、わからないことは友人と教え合いをすることで、今ではしっかりと単位を取得できています。
現在、学んでいること(授業や研究しているテーマ)は何ですか?
非営利で地方の発展のために活動する信用金庫の中央組織である、「信金中央金庫」が全国各地の信用金庫に与える影響について研究しています。
めざす進路や活用したい学部の制度(留学・奨学金等)はありますか?
資産形成に興味があるので、FP(ファイナンシャル・プランナー)であったり、簿記や証券アナリストなどの資格を取得し、その資格を活かせる仕事をしてみたいと思います。
商学部や金融学科の魅力を一言でお願いします!
日々の学びが日常の役に立ち、人生を豊かにしてくれるところです!

Q.ビジネスってなに? 金融学科の先生に聞きました

石坂元一教授
担当科目:リスクマネジメントと保険、マネー&ファイナンス入門
研究テーマ:保険とリスクマネジメント、ファイナンス

A. 経済、社会、そして人々の生活を豊かにする活動

皆さんが普段買ったり使ったりしているモノやサービスを一つ思い浮かべてみてください。それが自分の手元に届くまでどの場面においてもお金が必要だと想像できることでしょう。つまり、お金の流れはビジネスにとって"血液’'や"潤滑油’'のようなものです。