商学部

学科紹介

経営学科 Department of Business Administration

マネジメントの知識を将来に活かす

近年の企業を取り巻く環境の変化に迅速に対応するために、さまざまなレベルでの経営革新(イノベーション)を、いかに組織を維持・発展させるかというマネジメントの視点から理論的かつ実証的に学修します。また、企業における経営資源の活用に関する分析方法なども学び、専門知識を身につけることで、企業という組織を理解します。

ゼミテーマ例

企業経営に関する理論研究/組織のマネジメント・コントロール理論/MOT(技術経営)・IoT(情報技術)の融合/企業戦略とパフォーマンスの実証分析/優秀企業と社長の研究/世界経済と企業活動の国際化の実証分析

学生インタビュー

リアルで実践的な経営戦略を学ぶ

経済全体の流れやお金の動きより、会社の経営方法や地域開発に興味があったので商学部経営学科を選択しました。企業や自治体など外部と連携し、リアルな経営戦略を学べるのが経営学科の魅力!プログラム科目の授業では檜原村の資源を再利用した商品開発に取り組んでいます。難しい点も多々ありますが、やりがいも大きい学修プログラムです。来年はゼミで関東学生マーケティング大会に出場、座学で学んだマーケティングや消費者行動の知識を実践として存分に発揮したいです。また、国際教養演習ではイギリスについて研究、現地実習を行い自身の視野を広げていきたいと思っています。

Q.ビジネスってなに? 経営学科の先生に聞きました 

三木朋乃准教授
担当科目:経営学
研究テーマ:標準の普及、環境経営

A.「付加価値」を生み出すこと

企業が売っている製品は、材料よりも高い価格がつけられています。この上乗せ分が、ビジネスによって生み出された「付加価値」です。企業は、技術や生産方法、販売方法など多方面にわたって工夫を行い、「付加価値」を生み出しています。このことからビジネスを理解するには、多方面にわたる知識が必要なことが分かります。

会計学科 Department of Accounting

ビジネスを支える会計を学ぶ

会計学に関して、入門科目から応用科目へと段階的に履修していくことで、会計固有の論理や方法について体系的に学びます。現代の企業を取り巻く環境の変化に対応した、新たな研究領域も学修。実社会で活用できる会計学の専門的な知識・能力を身につけるとともに、簿記、公認会計士、税理士などの資格取得のために必要な学修も行います。

ゼミテーマ例

会計情報による企業・市場・制度の実証分析/国際会計(国際財務報告基準(IFRS))/現場で使える管理会計と心理学/創業体験プログラムを通じた経営・会計の実践/簿記・会計学に関する諸問題の検討・研究/組織心理学・スポーツビジネスに関する実証的研究

学生インタビュー

飲食店経営の祖父の力になりたい

コロナ禍で飲食店の経営に苦慮する祖父を見て、私が会計のプロフェショナルであれば困っている人を助けることができるかもしれない、という思いから公認会計士になるためのサポートが厚く、合格実績が高い中央大学商学部へ進学しました。現在、会計の基礎に加え、以前から興味があった管理会計とAIについて学んでいます。数字のみの分析ではなく、どのような経緯を経て答えが導き出されたか、というAIの重要性を感じています。会計学科の授業では絶えず電卓の音が聞こえます。その音とリズムを耳にするたび、「みんな真剣に学んでいる、私も頑張ろう!」とモチベーションを高めています。

Q.ビジネスってなに? 会計学科の先生に聞きました

川端千暁助教
担当科目:簿記論、監査論
研究テーマ:財務諸表監査

A.ビジネスは粉飾が起こる舞台!?

私の研究対象とする財務諸表監査では、「財務諸表に経営者による粉飾がないか」を公認会計士がチェックしています。粉飾は、ビジネスが苦しいときに発生しやすくなります。したがって、現代の監査では、ただ帳簿を調査するだけではなく、コンサルタントのように、ビジネス上のリスクを分析することによって、経営者が粉飾をしそうなポイントを押さえておくことも重要になります。

国際マーケティング学科 Department of Marketing and International Trade

マーケティングの理論と実践を学びグローバルに活躍する

国際的視点でのマーケティングの必要性と現代社会における貿易の重要性がますます高まる中、 消費者の価値観の多様化や企業のグローバル化などに対応した流通・マーケティングと国際貿易の2本柱をメインに、理論と実践を学び、社会や企業活動の中で必要となる問題解決能力を身につけます。

※2022年4月より商業・貿易学科から名称変更

ゼミテーマ例

現代の流通・マーケティングの戦略性と社会性/マーケティングの実証研究/貿易実務上の諸問題に関する事例研究/ 消費者行動研究とデータ分析によるマーケティング研究/消費者心理を起点とするマーケティング研究/マーケティングと消費者行動

学生インタビュー

顧客視点から製品・ブランドを研究

マーケティングを学び、事例や戦略を通して製品戦略や商品企画を学修したいと考え、商学部商業・貿易学科※を選びました。現在、学んでいるのは新規事業立案や消費者調査です。新規事業立案においては、広告企業主催の課題解決プロジェクトを通して、インテリア用品を扱う大手企業のリソースを最大限活用し、世の中に貢献するための立案をめざします。消費者調査では、調査設計の要素や質問紙の作成法を修得し、提案へと活用しています。これから学びたいことは顧客視点からの製品・ブランドの研究です。理論や実例を学修するとともに、顧客視点に基づく実証的な研究を行いたいと考えています。

※2022年4月より国際マーケティング学科に名称変更

Q.ビジネスってなに? 国際マーケティング学科の先生に聞きました

朴宰佑教授
担当科目:消費行動論
研究テーマ:感覚マーケティング、消費者行動論

A. 人々の生活を支える解決策を提供する活動

皆さんは自給自足で何日生活ができると思いますか。現代社会において、私たちの生活は、様々な製品やサービスを絶えず市場から購入し使用することで成り立っています。ビジネスとは解決策としての商品を人々に提供し、その対価として適正な利益を得る活動です。

受験生向け「国際マーケティング学科」紹介ページはこちら
国際マーケティング学科の紹介リーフレット(3.2MB)をPDF形式でご覧いただけます。

金融学科 Department of Banking and Corporate Finance

変化する金融市場に独自の視点で挑む

金融経済の制度や理論などに関する知識と、企業の金融・財務活動や金融機関の業務・経営活動の解明、それに関連する実際的応用能力を重点的に身につけます。 金融を通して企業と経済を読み解く力を磨くとともに、金融機関や企業の財務部で働く人々に求められる専門技能や、資格取得のための知識を修得します。

ゼミテーマ例

企業分析・証券投資を通して経済と企業を学ぶ/グローバルマネーの拡大/日本と世界各国の企業・消費者のポジションを複眼的思考で考える/日本経済の将来/保険とリスクマネジメントに関する理論および実証研究/中央銀行デジタル通貨

学生インタビュー

証券アナリストへ向け勉強中

世界経済の根幹をなす金融の仕組みについて高校時代に関心を持ち、将来プロとして実務に携わるために必要な知識・情報分析の技能の習得をめざし、金融学科へ進学しました。2年次に学ぶのは、金融市場における各機関の役割や法制度、各有価証券の概要。それに加え、データ分析関連の科目を重点的に履修し、座学や統計処理ソフトを用いた演習を行っています。また、委員長を務める証券研究会では「ESG投資」と「ベンチャーファイナンス」について研究、3年次からは新たにゼミに所属し、「ESG投資・活動」というテーマと会計学の「企業価値分析」を絡めた研究に取り組みたいと考えています。

Q.ビジネスってなに? 金融学科の先生に聞きました

石坂元一教授
担当科目:リスクマネジメントと保険、マネー&ファイナンス入門
研究テーマ:保険とリスクマネジメント、ファイナンス

A. 経済、社会、そして人々の生活を豊かにする活動

皆さんが普段買ったり使ったりしているモノやサービスを一つ思い浮かべてみてください。それが自分の手元に届くまでどの場面においてもお金が必要だと想像できることでしょう。つまり、お金の流れはビジネスにとって"血液’'や"潤滑油’'のようなものです。