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(CHUO Diversity × ハラスメント防止啓発 Week 2023)
「ダイバーシティ×グローバル 海外研修報告会」が開催されました

2023年12月11日

~海外研修で異文化を体験しながらダイバーシティとアントレプレナーシップマインドを養う~
 2023年11月10日(金)~23日(木)、「CHUO Diversity × ハラスメント防止啓発 Week 2023」が開催されました。これは、ダイバーシティセンターとハラスメント防止啓発委員会が主催したもので、2023年のテーマ、「バリアってなんだろう?」に関するさまざまなイベントがウィークの期間中に多摩、茗荷谷、後楽園キャンパスにおいて開催され、多くの学生、教職員、一般の方々が参加しました。
ダイバーシティウィーク2023年のテーマ「バリアってなんだろう?」
 社会にはさまざまなバリア(障壁)が存在しています。「何が、だれにとって、どんなふうにバリアになっているのか、誰もがすごしやすい大学、そして社会をつくるためには?」ということを前提に、ダイバーシティの推進とハラスメント防止の啓発について考え、理解を深めながら、現代の諸問題に触れることができるようにと、数々のイベントが企画されました。
 2023年11月14日(火)、多摩キャンパスFOREST GATEWAY CHUO内の教室にて、「ダイバーシティ×グローバル 海外研修報告会」が実施されました。
 国際センターでは、グローバルな環境の中で、ダイバーシティやアントレプレナーシップマインドを養うことのできるさまざまな海外研修プログラムや海外インターンシップを【紹介プログラム】としてご紹介しています。国際センター紹介プログラムは、学外の連携企業等が主催する海外留学プログラムのうち、本学のグローバル人材育成のテーマに資するものとして認定された推奨プログラムです(※国際センターが主催する「短期留学プログラム」とは異なり、正課授業ではないため単位付与はありません)。

 報告会では、2023年夏にカンボジアで実施された海外研修に参加した学生2人が登壇し、海外研修で行ったことや成長したこと、異文化体験等、将来の展望等について報告しました。その後、報告会に参加した後輩学生と共にディスカッションを行い、質疑応答やアドバイスのほか、ダイバーシティウィーク2023年のテーマである「バリア」等について語り合いながら交流しました。後輩学生は、2024年春にカンボジアでの海外研修を検討しているそうで、先輩からの言葉を熱心に聞いていました。

 以下で、報告会の様子をご紹介します。


”サムライカレープロジェクト”に参加
佐々 遥香さん(商学部3年)

飲食店巡りやマーケティングに興味があり、カンボジアで経営体験をするプログラムに参加しました。現地のイオンや屋台でリサーチを行って商品を検討してから店舗でその商品を販売し、売り上げ目標の達成をチームで目指しました。リサーチ、商品開発、人材雇用、生産、販売、原価管理、売上管理、プロジェクトマネジメントプロジェクトマネジメントなどを学べる内容でした。見知らぬ土地での体験と養った根性を金融やIT系企業への就活に役立てたいと、話しました。
  ※サムライカレープロジェクト(主催:スパイスアップアカデミア)


”Tiger Mov"に参加
西山 蒼生さん(商学部4年)

4年生になり、就活にも自分にも自信が持てなくなり迷い、「自分を知りたい」と考えて”Tiger mov"でカンボジア研修に参加しました。ここで中学生から大学生までの仲間と「卵焼き」販売に挑戦。初めて出会うメンバーと意見衝突したり試行錯誤を繰り返していき、販売目標を達成することができた頃には自分の立ち位置や軸を見つけることができたし、自信を取り戻せたと思う。ここでの経験を将来設計に生かしていきたいと述べました。
               ※Tiger mov(主催:TigerMov School)

 報告終了後のディスカッションでは、より具体的な研修の様子や帰国後の様子等の質疑応答のほかに、ダイバーシティウィークのテーマである「ダイバーシティ」と「バリア」について話し合われました。「日本でも海外でも、相手と話し合いながら関係性を深めてゆく中でバリアは徐々に無くなってゆく」、「文化や価値観の違いを認められないからバリアが生まれる」、「バリアは自分を守ってくれるものでもあるけれど、家が厳しいとか、自分がこうあるべき、というようなバリアによって、自分自身が不自由になってしまう場合もある。バリアの外に出ていく勇気も必要」等と、さまざまな意見が出されました。