全学連携教育機構(全学的教育プログラム)
【FLP環境・社会・ガバナンスプログラム】SDGs―身近なことから始めよう―(ホーテスゼミ 田村)
2023年12月20日
本記事では、ホーテスゼミの活動内容を始め、留学や、環境系インターンなど、様々な環境活動に参加してきた私の活動記録を報告します。
1.ゼミの活動
2021年 4月からホーテスゼミはFLP環境・社会・ガバナンスプログラムの1つのゼミとして活動を開始しました。
ホーテスゼミは、持続可能性/SDGsを切り口に、生物多様性に焦点を当てながら、多摩キャンパスの生態系について調査したり、個人で自分の興味ある環境テーマの研究をしたり、幅広い活動を行っています。
私は、法学部法律学科専攻である一方、環境問題に関心があったことから、FLPに応募しました。
FLPは、学際的に様々な視点で環境について学ぶことが出来るところに魅力を感じました。
ゼミ1年目の際には、持続可能とは何かをセオリーベースで学んだり、多摩キャンパスの豊かな自然を活用し、生物研究を行いました。
2.留学での経験
皆さんは、SDGs(持続可能性)という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
SDGsという言葉は聞いたことがあるが、身近に感じている人は少ないのではないでしょうか。
SDGs(持続可能な開発目標)は、2015年に国連で定められた、世界共通の目標です。
2030年までに、17のゴールの達成を目指すとされています。
つまり、私たちにはあと7年ほどしか時間がありません。
私は、日本だけでなく、国際的な視野から環境問題に対する意識を知りたいと考え、2022年9月からは、イギリスに1年間留学をしました。
イギリス及びヨーロッパの環境政策や、人々の環境に対する意識の違いを多く発見しました。
帰国直前からは、環境保全を行う国際NGOでのインターンを始めました。
現在の国際社会では、非営利セクターが果たす役割が大きいです。
国連やCOPなど、意思決定の権利を持つのは、国レベルになっていますが、NGOは、強みの一つとして、国際会議に出向き、意思決定者にロビー活動をしたり、個々の企業に直接働きかけをしたりする機会があります。
特に、私のインターン先では、環境保全、生物多様性に向けた活動を多くしていることから、ホーテスゼミで学んだ知識を活用しながら、ワークを通して、NGOがどのように環境問題に取り組んでいるのかを学んでいます。
3.みなさんに取り組んでほしいこと
私の経験談のように、外部の環境活動に参加することだけでなく、一歩、出来ることから行動を起こしてみたり、環境に対する意識を持つだけでも、結果的に大きな変化をもたらします。
自分のカーボンエミッションの量を可視化して知ることが出来るアプリなど、実はいろいろな環境への取り組み方があります。
エコバックやマイボトルを持ち歩く、食べ物を残さないなど小さな行動の変容が生態系・環境に良い影響力となります。
「何もしない」以外の方法で、自分の身近なところからサステナブルな生活を意識してみてほしいです。
<略歴>
2020-2021 気候変動若者会議(若者団体)での活動
2022 04 スウェーデン大使館主催プレ・ストックホルム・ユース会議参加
2022 09-2023 07 イギリス シェフィールド大学 留学
2023 11 TEMM24 Youth Forum 日本代表として日中韓の学生で環境教育について政策提言
2023 12 大学コンソーシアム八王子 学生発表において、英語口頭発表で準優秀賞
テーマ『Aligning Global and Regional Environmental Policies for Integration』
①イギリス、シェフィールドにて、キャンパスの生物調査
②ホーテスゼミで国立科学博物館附属自然教育園でフィールドワーク