全学連携教育機構(全学的教育プログラム)

【FLP国際協力プログラム】中川ゼミの活動報告

2021年11月12日

式部さん(前列中央)、其田さん(後列向かって右)と記念撮影

2021年10月27日(水)から10月30日(土)の4日間、中川康弘ゼミ一同は北海道にある秩父別町という町で「ちっぷサミット2」に参加してきました。「ちっぷサミット2」とは、秩父別町の現状や今後の在り方、これから町に受け入れていく外国人との共生を考える交流会で、2019年に第1回が開催されて以来、2回目となります。私たちは第2回のサミットに参加し、これからの秩父別町について、秩父別町の住民の方々と考えていきました。秩父別町は人口2500人に満たない小さな町ですが、明治期に屯田兵によって開拓された歴史を持っています。

1日目は終日移動し、2日目には秩父別町を実際に散策しながら地域に関するクイズを解いていきました。クイズは思いのほか難しく、ゼミ生全員が悩む一方で、町に隠された歴史や特産品、街の様子を知ることができ、東京とは異なる地域の雰囲気に新鮮さを感じました。午後にはクイズの答え合わせと共に、役場職員の其田さんと多文化交流コーディネーターの式部さんから実際に秩父別町の現状や仕事に関するお話を聞かせていただきました。

3日目は「第2回ちっぷサミット」がハイブリット方式で開催され、町の住民の方々とゼミ生含む32名が参加しました。「外国から来た方と一緒に働く・暮らす」をテーマに、秩父別町にとって外国人の移住はどのようないいことがあるか?心配なことがあるか?等を話し合いました。住民の方々が主体性を持って「共生」について考えていたこと、地域活性化のために新しい施策が行われて続けていること、老若男女様々な世代の方が参加していたこと等、実際に住む方々の秩父別町への愛着に触れると同時に、地域ならではの問題点や考え方を知ることができました。

4日間を通して、実際に町に触れる中で住民の方々の温かい雰囲気や、ゆったりとした地域の特性を肌身で感じることができ、そのような秩父別町から各人が多文化共生への新たな気づきを得ることができたように思います。

報告 総合政策学部2年 須田絵里加