多摩キャンパスの学生生活サポート

【実施報告】学生相談室主催「コミュニケーションに著しい困難を抱える人のための就活ガイダンス」を実施しました。

2016年07月12日

7月7日(木)18時20分~19時20分、多摩キャンパスグリーンテラスT202号室において、「コミュニケーションに著しい困難を抱える人のための就活ガイダンス」を実施しました。

 

(株)フロンティアチャレンジの木田正輝氏と(株)ベネッセビジネスメイトの虎頭雄彦氏をお招きし、それぞれお話いただきました。

 

内容は、まず「自分のコミュニケーションの傾向を知りましょう」というワークを実施し、自分のコミュニケーションの傾向とその対応、周囲にお願いしたいことを参加者それぞれ書き出し、数人が発表した後に傾向別の対策を教えていただきました。その後、特性に応じた配慮が受けられる「特例子会社」の説明とその取り組み、およびメリットやデメリットについてご説明いただきました。紹介された特例子会社の場合、体調への配慮を受けやすいなどのメリットがあるとのことです。そもそもグループ会社全体で、障害の有無に関わらず能力次第で一般就労者と同一の評価を受けられる人事制度になっていることや、実際に入社している方の声として「全員がこの会社に入って良かったと言っている」とお話されていたのが大変印象的でした。

 

その後、この企画実施に携わった文学部教授で精神科医の山科満先生から、発達凸凹のある人への薬物療法と、自立支援制度と精神障害者保健福祉手帳に関する説明がありました。

 

全体会の終了後、講師の皆さんが個別相談の時間を設けてくださり、それぞれの講師に対し積極的に質問する学生の姿が複数見受けられました。初めての開催となりましたが、学生、父母、教職員の28名の参加となり、大変好評でした。