ダイバーシティセンター
Diversity Days 2022を開催しました
2022年06月18日
Diversityについて知る・考える、Diversity Days 2022を開催しました。
昨年に引き続き、今年も2つのイベントを実施しました。
1つ目は、6月18日に開催した「ホームカミングデー@ダイバーシティセンター」です。
卒業生など本学に在籍したことがある人をダイバーシティセンターにお招きし、中央大学の日々を懐かしんでもらいつつ、新しい中央大学を紹介しました。

イベントには、約10名の卒業生、在学生、教職員が参加しました。
・ダイバーシティセンターの活動報告
・自己紹介
・FOREST GATEWAY CHUOの施設ツアー
・テーマトーク:「卒業後、何しているの?」、「今の中大、どんな感じ?」
をしました。
「久しぶりに大学に来られてよかった」、「参加できて楽しかった」という卒業生の声が聞けてよかったです。
在学生にとっても交流の場になり、充実した時間を過ごすことができたのではないでしょうか。
今後も、卒業生など中央大学に在学したことがある方にご参加いただけるイベントを企画していきたいと思います。
2つ目の企画は、6月30日に開催した「Rap × Diversity」です。
特別ゲストFUNI氏(Rapper)と矢野マイケル氏(アーティスト)をお招きし、トークやライブパフォーマンスのほか、グループワークを行いました。
当日は70名定員のところ、延べ60名以上の方が参加しました。
- ゲスト
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FUNI氏
Rapper、詩人
「Mewtant Homosapience」のMC担当
2004年 ユニット 「KP」デビュー
2007年 SSWS グランドチャンピオン
少年院などでワークショップ開催
▶出演・監修作品
「ヤミ川崎~もがきの境界線~(漫画)」ラップ監修
毎日新聞イベント「にほんでいきる」出演
NHK「ノーナレ(川崎サウスサイドラップ)」出演
矢野マイケル氏
アーティスト
ガーナ生まれ(父:日本人、母:ガーナ人)
10歳 日本へ移住
16歳 Werder Breman在籍
清水エスパルス・ヴィッセル神戸入団
引退後「Double dogz Crew」音楽活動
2004年キックボクサーへ転身
▶現在
「YANO BROTHERS」兄弟と音楽活動
作曲・作詞家(玉木宏や後藤真希などに提供)
イベントは二部制で、第一部はゲストによるトーク、ライブパフォーマンスを行いました。
はじめに登場したのは、RapperのFUNI氏。
Rapパフォーマンスとトークを織り交ぜたスタイルで、これまでの経験やご自身の思いを伝えてくれました。
在日コリアンという出自とアイデンティティ、地元への思いや世界各地を旅した経験、そしてRapとの出会い。さらに、構造的な差別やヘイトスピーチ。
一つ一つのメッセージが直に伝わってくる感覚がしました。

次に登場したのが矢野マイケル氏。
出身地でのガーナでの経験や、その後の日本での生活、プロサッカー選手を経てからの音楽活動など、半生を凝縮してお話しくださいました。
壮絶な経験にショックを受けた方もいらっしゃったかもしれませんが、その経験と社会問題の繋がりを深く意識するきっかけとなったと思います。
トークの後は、一緒に活動されているアーティストの「槇島あるまゐら(マキシマアルマイラ)」氏とのパフォーマンスも披露してくださいました。
矢野マイケル氏とあるまゐら氏の二人の掛け合いにより、音の厚みだけでなく伝えたい思いの重なりを感じました。

第二部は、第一部のトークとパフォーマンスから受けたインスピレーションを、参加者がラップにして表現するグループワークに挑戦しました。
多くの人がラップ初挑戦ではありましたが、ゲストのお二人のアドバイスを受けながら、それぞれのグループのオリジナルなラップを録音しました。
ダイバーシティセンターの教職員も、不慣れながら一生懸命ラップ作りをしました(楽しかったです!)。
自分の気持ちを表現する方法の一つとして、多くの参加者にとってとても貴重な経験が出来たのではないかと思います。

以上のように、今年のDiverstiy Daysはそれぞれ異なるアプローチでダイバーシティについて知る・考える企画を実施しました。
秋には、さらに充実したイベント週間「CHUO Diversity × ハラスメント防止啓発 Week 2022」を開催予定です。
イベントに関するお知らせはこちらのサイト、ダイバーシティセンターの公式Twitter、C-plusなどをご確認ください。
今後とも中央大学ダイバーシティセンターの活動へのご参加、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。