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パリ五輪 古俣聖選手 祝 銀メダル獲得(フェンシング男子エペ団体)

フェンシング男子エペ団体準決勝で勝利し喜ぶチーム日本。左から加納虹輝選手、見延和靖選手、山田優選手、古俣聖選手(写真提供:共同通信社)

8月3日(土)古俣聖(あきら)選手(2020年法学部卒業 所属:本間組)がフェンシング男子エペ団体に出場し、銀メダルを獲得しました。

古俣選手はリザーブ選手としての選出ながら、初戦、準決勝、決勝の全てに出場し、男子エペ団体メンバー(加納虹輝選手、見延和靖選手、山田優選手)とともに、世界の強豪を相手にポイントを奪って勝ち点を積み上げ、自身初出場の五輪の舞台で素晴らしい活躍を見せました。

フェンシング男子エペ団体は、8チームが出場して行われ、1チーム3人ずつが総当たりで戦い、9回の対戦で合計ポイントが多かったチームか、先に45点を取ったチームが勝ちとなります。フェンシングの3種目のうち、エペは唯一全身すべてが攻撃面となることが特徴です。

 

 

古俣 聖(あきら)選手 (所属:本間組)

【初戦の準々決勝】

ベネズエラに39対33で勝利 
世界ランキング3位の日本は、初戦の準々決勝でベネズエラと対戦し、一時リードされたものの、第6セットの山田選手が逆転したあとはリードを広げ、39対33で勝って準決勝に進みました。古俣選手は第5セット(2巡目)から出場し、第7セット(3巡目)では3ポイント獲得して相手を上回りました。

【第2戦の準決勝】

チェコに45対37で勝利し決勝へ 
終盤まで接戦が続く中、古俣選手は計3回のセットに出場し、第2セットと第4セットでは相手を上回るポイントを獲得。9セット目のアンカー山田選手が18ポイント獲得する追い上げを見せて相手を振り切って勝利。同じく準決勝で開催国フランスを破ったハンガリーとの決勝に進みました。

 

国際大会で激しいアタックを見せる古俣選手(左)(写真提供:©日本フェンシング協会)

【決勝は延長戦の末、1ポイント差で銀メダル】

ハンガリーとの延長の大接戦、25対26で惜敗も見事な銀メダル!
開催国フランスを破ったハンガリーを相手に、3点ビハインドで迎えた第3セットに出場した古俣選手は、4‐2で相手を上回るポイントを獲得し1点差に。第5セットも東京五輪銀メダリスト相手に2‐2の引き分け、第7セットは3連続ポイントなどで5-3と相手を上回り、チームポイントも再び1点差に詰める活躍を見せました。

2点ビハインドで迎えた最終第9セットは、今大会で個人戦金メダリストとなった加納選手がラスト6秒で同点に追いつき、試合は1分間の延長戦に。1点先取した方が勝利となる方式で、わずかにハンガリー選手が早く突き惜敗、しかし日本の強さを示す戦いぶりで銀メダルを獲得しました。男子エペ団体は、前回東京大会の金メダルに引き続き2大会連続のメダル獲得となりました。

今大会のフェンシングは、パリ市内のグランパレという歴史的建造物(1900年のパリ万博のために建設された大展示場)が試合会場になっています。大舞台の決勝戦で躍進する日本代表チームの姿は、本当に素晴らしいものでした。

パリオリンピックでの本学関係者のメダル獲得は、前日のフェンシング女子フルーレ団体の上野優佳選手(2024年法学部卒)の銅メダルに引き続き、古俣選手は2人目のメダリストとなります。

多くの皆様にご声援をいただきありがとうございました。

引き続き日本代表と白門オリンピアンへの熱い声援をお願いいたします。
 

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