久しぶりの母校来訪となった阿部 慎之助監督。右から阿部監督、河合 久学長、西舘 勇陽選手
笑顔でドラフト時の心境を語る阿部監督(中央)。河合学長(右)から時計回りに、樫山 和男部長、清水 達也監督、西舘選手
複数枚のサインを書きながら急かされる西舘選手に「西舘選手の実直な性格が、丁寧に書くサインに現れている(笑)」と学長から助け舟。一同に和やかな笑いが起こる
読売巨人軍の阿部慎之助監督が、ドラフト1位指名で西舘勇陽選手(法学部4年)との交渉権を獲得した翌日の10月27日、母校である本学に来訪されました。
久しぶりの母校への来訪となった阿部監督は、多摩キャンパス1号館を訪問され、河合久学長、本学硬式野球部の樫山和男部長、同部清水達也監督、西舘選手と懇談しました。
今月6日に監督就任会見を行った阿部監督は「ドラフトは、監督就任の会見より緊張した。西舘投手を引き当てられて本当に良かった。石田裕太郎選手(経済学部4年、横浜DeNAが交渉権獲得)も優秀な投手になった。優秀な選手を発掘し、育ててもらっている清水監督の力のおかげであると思う」とドラフト時の心境を語られました。
本学役員と記念撮影。右から石井 靖スポーツ振興・強化推進室長、大村 雅彦理事長、阿部監督、西舘選手、清水監督、河合学長、樫山部長
続けて、阿部監督は西舘選手へ向け「東都大学野球での厳しい戦いを切り抜けてきたので実力はある。巨人のエースになるのを目指すのはもちろんのこと、日本代表、球界を代表するような投手になって欲しい。厳しい世界ではあるが、一緒に頑張って行こう。」と熱いエールを送りました。
阿部監督は西舘選手と同じく、本学から2001年に読売巨人軍に入団。強打のキャッチャーとして1年目からレギュラーとしてプレーし、その後もキャプテンや4番打者を任されるなど活躍。2019年の引退までの間に4度のゴールデン・グラブ賞受賞や2000本安打達成など、輝かしい功績を残しています。
また、日本代表として2度のオリンピックと2度のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に出場。WBC第3回大会ではキャプテン、4番打者、正捕手の三役を務めました。
会見で西舘選手の背番号「17」を発表した阿部監督。優秀な先輩の後を追って欲しいという願いが込められている
河合学長からは、西舘選手の出身校である花巻東高校の佐々木洋監督と以前懇談した際に、「高校当時の野球に取り組む姿勢から、同校出身の菊池雄星選手(MLBブルージェイズ)や 大谷翔平選手(同エンジェルス)のように活躍する可能性が十分にある」と話を聞いたことに触れ、「西舘選手には、菊池選手や大谷選手の背中を追って欲しい」と激励が述べられました。
その後の指名挨拶の会見で阿部監督は「優秀な先輩の後を追い頑張って欲しい」との理由から、西舘勇陽選手の背番号を、菊池選手や大谷選手と同じく17番と発表。
先輩から後輩へ引き継がれる「白門の家族的情味」。
未来ある若者に先輩からの励ましがありました。
本学出身、白門アスリートの活躍にご注目ください。
Cマークを掲げて3ショット(右から阿部監督、西舘選手、清水監督)。先輩から後輩へ引き継がれる「白門の家族的情味」
One Chuo
想いは、ひとつ。
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懇談には硬式野球部 星野 浩志副部長(左奥)と荒井 優汰主務(手前左、経済学部4年)も同席
阿部監督の達筆な文字に「おー!」という驚きの声が上がる
西舘選手のサイン
記者会見前の懇談の様子。多摩キャンパスGLOBAL GATEWAY CHUO 7階ホールにて
笑顔で懇談。右から水野 雄仁スカウト部長、阿部監督、円谷 英俊担当スカウト
会見時の様子。左から樫山部長、清水監督、西舘選手、阿部監督、水野スカウト部長、円谷担当スカウト。会場には大勢の報道陣が集まりました
左から阿部監督、水野スカウト部長、円谷担当スカウト
固い握手が交わされる阿部監督(中央右)と西舘選手(中央左)
西舘選手(中央)の力強いガッツポーツに手を添える阿部監督(右)と清水監督(左)