福岡国際マラソンで力走を見せる大石コーチ(写真提供:トヨタ自動車株式会社)
12月4日(日)に開催された「福岡国際マラソン2022」で、本学陸上競技部長距離ブロックコーチの大石港与氏(2011年3月本学法学部卒、現所属:トヨタ自動車所属)が、日本人3番手の9位に入り、パリ五輪の選考レースである「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」への出場権を獲得しました。
日本人3位で2時間9分8秒をマークし、見事MGC出場権を獲得(写真提供:トヨタ自動車株式会社)
福岡国際マラソンは、世界陸上競技連盟公認の男子フルマラソン大会で、海外からは世界選手権のメダリストなど世界のトップランナーも出場し、熾烈な戦いが繰り広げられました。
また、日本人選手にとって、本大会はパリ五輪に向けた2023年秋開催のMGCへの出場選考の指定大会であり、MGCに出場するためには、日本人の1~3位で2時間10分以内、4~6位で2時間9分以内であることが出場権獲得の条件とされていました。
大石氏は本年7月からトヨタ自動車陸上長距離部で競技を継続しながら、プレイングコーチとして本学陸上競技部長距離ブロック選手への指導にあたっています。
10月に行われた中部実業団選手権では10000mで27分57秒32を記録し、日本人トップの6位に入賞した大石氏。2年9か月振りのマラソンとなる本大会でも勢いをそのままに、日本人3位で2時間9分8秒をマークし、見事MGC(来年秋実施予定)への出場権を獲得しました。
<大石港与プレイングコーチからのメッセージ>
右手でCマークを作る大石コーチ
「いつも中央大学への温かい応援ありがとうございます。コーチをさせて頂いております大石です。
応援してくださる皆さまに、この場をお借りして感謝申し上げます。
福岡国際マラソンに出場するにあたり、藤原監督には練習メニューをはじめ、ご自身のご経験を踏まえたレース当日の位置取りや給水のポイントなどアドバイスいただき、今回の結果に繋げることができました。
監督・コーチのご協力のほか、学生達からも力強い応援メッセージをもらいました。
プレイングコーチは学生を走って引っ張れる走力を備え、自ら試合運びを見せることはもちろん、日常生活からスタートラインに立つまで全ての過程がレース結果に繋がっているということを体現する役割であると意識して、普段から選手たちと接しています。
本大会において学生たちには、レースの42.195kmだけでなく、レースに至るまでの過程を見て何か感じてくれることがあれば嬉しいです。
MGCに向けてもう一度苦しむ機会をもらったので、パリ五輪を視野に強い覚悟を持って取り組めたらと思っています。
次はいよいよニューイヤー駅伝と箱根駅伝です。ともに最高の笑顔で終われるように頑張ります。
引き続き中央大学への熱い応援をよろしくお願いいたします。」
大石港与プレイングコーチと本学駅伝チームの活躍にご期待ください。
One Chuo
想いは、ひとつ。
【関連リンク】
大石港与氏(トヨタ自動車陸上長距離部元主将) 本学陸上競技部長距離ブロックコーチに就任のニュースはこちら
福岡国際マラソンの給水ボトルに張り付けた学生からの応援メッセージ(抜粋)
先頭を走り学生を引っ張る大石コーチ
最後尾から声をかけながら走る大石コーチ(右・水色)