レスリング部

レスリング部・JOC全日本ジュニアレスリング選手権大会

2016年04月29日

4月23、24日 横浜文化体育館

1年生が健闘もベスト8止まりに終わる

▲3回戦でフォールを決める大谷

17~20歳の選手が出場できる男子ジュニアの部に、中大からは17人がエントリー。全国から同年代の猛者が出る大会で、中大の最高成績はベスト8にとどまってしまった。そのベスト8に進んだのは大谷夏輝(商1)と山根光司(法1)。二人とも入部したばかりの1年生であった。

 大谷はフリースタイル55㌔級に出場。2回戦。3回戦とフォール勝ちで勝ち進める。3回戦では相手に先に得点を奪われるも、投げ技からそのままフォールの態勢に持ち込み、勝利を奪った。準々決勝の相手は今大会準優勝、前回覇者の日体大の長谷川と対戦。実力者相手に手も足も出ず、あっさりとフォール負けを喫してしまう。大谷とって大学での初めての大会はほろ苦い結果に終わった。

▲山根は上手く相手の背後を取り、得点を重ねた

 もう一人、ベスト8まで進んだ山根は粘り強さが目立った。3回戦、立命大の桝田相手に前半を終え、0-4とリードをされる。ここから粘りを見せた。後半開始直後にバックを取り、2得点を挙げると、中盤にもう一度、バックを取り、同点に追い付く。そのまま後取ポイント(同点の場合、試合の一番最後に得点を取った選手の勝利になる)により、山根が勝利を挙げた。  準々決勝ではこちらも準優勝を果たした横山(いなべ総合学園)と対戦。前半は2得点しか奪われなかったが後半、一瞬の隙を奪われ、足を取られるとそのまま3回転され、テクニカルフォール負け。悔しいベスト8に終わった。

 昨年に引き続き、表彰者なしに終わった今大会。しかし1年生の頑張り、成長への片りんが見られた。リーグ戦まで3週間でどこまで各選手、調子を上げられるか。

◆試合結果 フリースタイル55㌔級2回戦 ○大谷7ー2大谷(東北学大)● →フォール勝ち ●植松勇斗(法2)2ー12岡迫(東洋大)○ ●藤堂修人(文2)6ー10齋藤(法大)○ →フォール負け 3回戦 ○大谷4ー2福里(日本文理大)● →フォール勝ち 準々決勝 ●大谷0ー4長谷川(日体大)○ →フォール負け

フリースタイル60㌔級1回戦 ●藤田眞大(法1)0-7嶋江(日体大)○ ●吉元竜士(商3)2-12小柳(山梨学大)○ →テクニカルフォール負け ●佐藤輝翔(文2)0-11乙黒(JWA/帝京高)○ →テクニカルフォール負け ●石田昂汰(経3)2-13成國(青学大)○ →テクニカルフォール負け

フリースタイル66㌔級1回戦 ○木谷柊斗(文1)7-2鐘ヶ江(日本文理大)● 2回戦 ●木谷0ー12米澤(早大)○ →テクニカルフォール負け ○大橋武士(法2)10ー0上村(山梨学大)● →テクニカルフォール勝ち 3回戦 ○大橋10ー0杉原(帝塚山大)● →テクニカルフォール勝ち 4回戦 ●大橋2ー12梅林(JWA/帝京高)○ →テクニカルフォール負け

フリースタイル74㎏級1回戦 ○曽根川侑(法3)11ー0辻部(国際武道大)● →テクニカルフォール勝ち ○尾形颯(商1)12ー2本多(明大)● →テクニカルフォール勝ち ●伊藤拓海(商1)2-12栗原(国士大)○ →テクニカルフォール負け 2回戦 ●曽根川0ー8山崎(早大)○ →フォール負け ●尾形6ー11川畑(東洋大)○

フリースタイル84㌔級2回戦 ○福岡達博(法3)14ー2西舘(大東大)● →テクニカルフォール勝ち ●土屋正宗(文2)1ー8吉田(桃山学大)○ ○山根8ー6村田(桃山学大)● 3回戦 ●福岡0ー10内藤(国士大)○ →テクニカルフォール負け ○山根4ー4桝田(立命大)● →後取ポイントにより勝利 準々決勝 ●山根0ー10横山(いなべ総合学園)○ →テクニカルフォール負け

フリースタイル96㌔級1回戦 ●赤城玲央(商1)4-11倉中(福岡大)○

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部