レスリング部

レスリング部・東日本学生レスリング秋季新人選手権大会

2015年12月24日

11月25日 駒沢体育館

 

曽根川が苦しみながらも70㎏級でベスト4!

 

 大学選手権から10日。新人戦で曽根川侑(法2)がベスト4入りを果たした。下級生の選手中心で行われるこの大会で中大勢トップの成績を。「自信はなかった」が粘り苦しみながら勝ち進み、見事な結果を残した。

 

 

▲ベスト4に輝いた曽根川

 

 曽根川は2回戦から苦しんだ。試合序盤から決め手を欠き、一か八かで攻めたタックルでの得点で相手を上回り、3-2で勝利。「攻められなかった」と曽根川。その反省を踏まえて臨んだ3回戦はテクニカルフォールで快勝を収める。相手を圧倒し、準々決勝進出を決めた。

 

 

▲曽根川は準々決勝に勝利し誇らしげな表情を見せた

 

 迎えた準々決勝の相手は早大の斎藤だ。試合は一進一退の攻防の展開に。第2ピリオドでリードを許すも終盤に早いタックルから背後をとり、得点する。そのまま6-6のスコアで終えたものの、後に得点を取った選手に軍配が上がるため、曽根川が辛くも勝利を収めた。「諦めなかったから得点を奪うことができた」と試合後、振り返った。準決勝は「高校の頃から有名で知っていた」という奥田(明大)との対戦。序盤に失点するも粘りを見せ、第2ピリオドは失点なし。しかし追い付くことができず惜敗。惜しくも決勝進出にはならなかった。

 

 

▲随所に潜り込むタックルを見せた曽根川

 

 「同じ階級の中では体重が軽い方。もっと体重を増やしてパワー負けしないように」と大会を振り返った曽根川。体重の面では劣っていたが、素早く相手の懐に潜りこむタックルは目を見張るものがある。スロースターターである曽根川は今大会の初戦で意識して何度もタックルを仕掛けていった。その甲斐あって、準決勝で負けてはしまったが曽根川は戦っていて「けっこういける」と自分の力に自信を得た。この新人戦で優勝を目指した曽根川だったが「大学で初めて準決勝までいった。いい経験になった」。また「出て活躍して応援してくれる人に恩返しをしたい。まずはJOCで上位入賞を果たしたい」と今後の飛躍を語った。

 

◆大会結果

61㎏級1回戦

○吉元竜士(商2)10―0山口(神奈川大)●

→テクニカルフォール勝ち

70㎏級1回戦 ○曽根川11―0山岸(神奈川大)

 →テクニカルフォール勝ち

86㎏級1回戦

●土屋正宗(文1)0―10牛水(山梨学大)○

→テクニカルフォール負け

●福岡達博(法2)0―6勅使河原(日体)

→フォール負け

 

57㎏級2回戦

●藤堂修人(文1)2―5橋本(早大)○

→判定負け

○植松勇斗(法1)14-6天野(明大)

→判定勝ち

※シードのため2回戦から出場

●木地谷拓志(文2)0-10坂本(山梨学大)○

→テクニカルフォール負け

○石田昂汰(経2)11-4松岡(東洋大)

→フォール勝ち

※シードのため2回戦から出場

61㎏級2回戦

●佐藤輝翔(文1)0―10川瀬(東洋大)○

→テクニカルフォール負け

※シードのため2回戦から出場

※吉元は不戦勝

65㎏級2回戦

○大橋武士(法1)10―0近藤(明大)

→テクニカルフォール勝ち

※シードのため2回戦から出場

70㎏級2回戦

○曽根川3―2吉井(専大)●

→判定勝ち

74㎏級2回戦

○時田直人(文2)10-0相澤(国際武道大)●

→テクニカルフォール勝ち

●前佳汰(文1)0-10菊地(東洋大)○

→テクニカルフォール負け

※シードのため2回戦から出場

97㎏級2回戦

●鈴木敬喜(文2)0―10平山(山梨学大)○

→テクニカルフォール負け

※シードのため2回戦から出場

 

57㎏級3回戦

○植松8-7小坂(国士大)

→フォール勝ち

●石田0-10石谷(法大)○

→テクニカルフォール負け

61㎏級3回戦

○吉元6-0奥井(国士大)●

→判定勝ち

65㎏級3回戦

●大橋0―7中村(専大)○

→判定負け

70㎏級3回戦

○曽根川14―4田口(法大)●

→テクニカルフォール勝ち

74㎏級3回戦

●時田2-12伊藤(国士大)○

→テクニカルフォール負け

 

57㎏級準々決勝

植松6ー12矢野(早大)○

→判定負け

61㎏級準々決勝

吉元0ー10桑山(専大)○

→テクニカルフォール負け

70㎏級準々決勝

○曽根川6ー6斎藤(早大)

 →後取ポイントにより勝利

 

70㎏級準決勝

曽根川1ー4奥田(明大)○

→判定負け

 

グレコローマンスタイル59㎏級1回戦

石田3ー12伊藤(早大)○

→テクニカルフォール負け

佐藤輝3ー4山本(山梨学大)○

→判定負け

グレコローマンスタイル71㎏級1回戦

曽根川0ー10島袋(日体大)○

→テクニカルフォール負け

グレコローマンスタイル75㎏級1回戦

時田3ー12阿部(日体大)○

→テクニカルフォール負け

グレコローマンスタイル85㎏級1回戦

○福岡8ー0マルチネス(東洋大)

→テクニカルフォール勝ち

グレコローマンスタイル98㎏級1回戦

○鈴木9ー6前田(国士大)

→判定勝ち

 

グレコローマンスタイル59㎏級2回戦

藤堂0ー9安中(日体大)○

→テクニカルフォール負け

○植松12ー4森崎(防衛大)

→テクニカルフォール勝ち

グレコローマンスタイル66㎏級2回戦

○大橋10ー0高橋(神奈川大)

→テクニカルフォール勝ち

グレコローマンスタイル85㎏級2回戦

福岡0ー4小林(日大)○

→フォール負け

グレコローマンスタイル98㎏級2回戦

鈴木0ー4塩川(日体大)○

→フォール負け

土屋0ー8谷口(拓大)○

→テクニカルフォール負け

 

グレコローマンスタイル59㎏級3回戦

●植松3-12小柳(山梨学大)○

→テクニカルフォール負け

グレコローマンスタイル65㎏級3回戦

大橋0ー8中橋(日体大)○

→テクニカルフォール負け

 

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部