ラグビー部

ラグビー部・関東大学リーグ戦 対東海大

2016年12月10日

11月12日 秩父宮ラグビー場

連敗で選手権出場に暗雲

 3勝2敗で迎えた東海大戦。前の試合の流経大から、今回の東海大、そして次戦の大東大は、格上の強豪との試合だが、選手権自力出場のためにはここで勝つしかない。しかし、流経には逆転負けを喫した。東海大には、先手を奪われるとそのまま差を縮めることはできず、連敗となった。

▲トライを決められた瞬間

 中大のキックオフで始まった前半は、開始3分で東海大に左サイド突破を許し0-5。そこから3つのトライと2つのゴールを奪われ、0-24に持ち込まれるた。留学生選手の勢いを止められず、敵陣でのプレーが増える。しかし、「テンポを変えるために」(住吉)と交替で入った住吉藍好(経4)が、持ち前のスピードで相手ディフェンスを突破する。浜岸峻輝主将(経4)にパスが渡ると、トライを決めた。続けて浜岸主将がゴールキックを成功させ、7-24と待望の初得点を決めた。その後も敵陣でプレーが進み、追加得点は目前だった。しかし、一瞬の隙をつかれボールを奪われる。敵陣のゴールライン付近から一気に自陣へと走られると、ディフェンスの戻りも遅れる。後半最後にトライとゴールキックを決められ、7-31で折り返すことになった。

▲浜岸の決死のトライ

 「ロースコアで競らないと勝てない」(佐野瑛亮・法3)。ここからはディフェンス勝負になる。しかし開始1分で1トライ1ゴールを決められる。まだまだ食らい付きたい中大は、前半からリズムを作る住吉がボールを奪って敵陣10㍍に攻め込む。しかし、パスミスからボールを奪われると、ディフェンスを突破されトライを決められる。7-48。差が開いた。しかし後半20分、住吉が再び相手を突破し、キックで前進すると佐野がキャッチ。そのまま佐野が走ってトライを決めた。その後2トライ2ゴールを許し、14-62。ラストプレーとなる40分、浜岸主将から高橋真太(法2)にフィールド中央でパスが通る。そのままトライを決め、最後に一矢報いた。

 

▲前半交替で流れをつくった住吉

 「もっと自分たちのアタックの時間を増やせれば…」と悔やむ浜岸主将。フィジカル面で押され、体の小さい中大には苦しい試合となった。ディフェンスの機能を悔やんだ。「必ず選手権に連れていきます」。松田監督は力強く語った。選手権出場は他大の戦績に懸かってくる。中大はもう勝つしかない。

 

 

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部