ラグビー部

ラグビー部・関東大学リーグ戦 対流経大

2016年11月07日

11月3日 上柚木ラグビー場

前半7点リードも…残り20分から逆転負け

▲試合に敗れうつむく中大フィフティーン

 ここまで3勝1敗、大学選手権出場へこれ以上の負けは許されない。この日の相手は外国人留学生2人を擁する流経大。前半から3トライを奪い7点差で折り返すも、後半25分以降立て続けに4トライを奪われ逆転負けを喫した。02年以来14年ぶりの白星を逃したのと同時に、大学選手権へ非常に重たい1敗となった。

▲トライを決める牧野真也(経3)

 開始早々試合は動いた。前半3分、モールから抜け出した赤池海(法4)がトライ、幸先よく先制に成功する。続く12分、リーグ戦初スタメンとなった楠本航己(文1)が追加点となるトライ。「みんなが回してくれたボールを決めるだけだった」(楠本)。楠本はこの日2トライ、大阪桐蔭高の2、3年次に花園出場経験を持つ大型ルーキーが堂々としたプレーで存在感を放った。ディフェンス陣も粘り強い守りで流経大攻撃陣を抑え込み、前半は17-10。選手たちがみな口を揃えて「理想的」というほど中大のペースだった。

▲初スタメンで2トライの楠本

 迎えた後半、2分に楠本のトライでリードを広げる。「ここで勝てると思ってしまった」(楠本)。今年の中大のモットー、C・C(中大・チャレンジ)タイム。残り20分をしっかり戦い抜く、この時間帯に流経大のペースに持ち込まれる。留学生のスピードに翻弄され、後半25分以降、まさかの4トライ。「足が止まってしまった。自分たちのパターンに持ち込むことができず悔しい」(浜岸峻輝主将・経4)。善戦も及ばず、無情にもノーサイドの笛が鳴った。

 これで3勝2敗、いよいよ後がなくなった。1週明けて、次の相手は前回大学選手権準優勝の東海大、もちろん簡単な相手ではない。「ここからの3戦(流経大、東海大、大東大)に合わせてきた、精一杯やるしかない」(松田監督)。土俵際に追い込まれた中大フィフティーンは意地を見せることができるだろうか。

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記事・写真:「中大スポーツ」新聞部