ラグビー部

ラグビー部・全国大学ラグビーフットボール選手権大会セカンドステージ対関大

2015年12月19日

12月13日 パロマ瑞穂ラグビー場

 

大学選手権幕開け! 後半3トライで逆転勝利!

 

 リーグ戦3位に入り、3年連続大学選手権出場を決めた中大。組み合わせでプールAに入った中大は初戦、関大との対戦を迎えた。前半リードされる展開であったが後半3トライを決め逆転勝利。「ミスもあったがモールでプレッシャーをかけられて、優位に進められた」(山下諒之主将・法4)。4トライ以上のボーナスポイントも奪い、大学選手権をこれ以上ない形でスタートさせた。

 

 

▲モールからトライを決めた西野

 

 試合開始直後、衝撃的な展開でスタートする。キックオフ直後にパスミスをしてしまい、相手ボールに。そこから一気にトライを奪われてしまう。コンバージョンも決められ、7失点。わずか開始55秒のことだった。いきなりビハインドの展開になった中大だが「気にしなかった。1、2本(トライ取られるのは)大丈夫」(高悠也・商4)といつも通りのラグビーを心がけた。その言葉通り、敵陣深くでのラインアウトからモールを形成し、最後は西野嘉修(文4)がトライ。「(中大の)選手権初トライだったので、『やったった』って感じ(笑い)」とうれしいトライとなった。その後のコンバージョンを浜岸峻輝(経3)が決め、すぐさま同点に追い付く。振り出しに戻った後は中大はチャンスを作るも大事なところでミスをするなどこう着状態が続く。得点を奪えないまま、相手ペースになった前半終盤にトライを決められ、7-12。5点のビハインドで前半を終える。

 

 

▲同点トライを決めた高

 

 ハーフタイムで「難しいことよりもシンプルにやっていこう」(小野雄貴・商4)と話した中大。後半5分、センターライン付近で小野が相手ディフェンスを突破しビッグゲイン。さらに佐野瑛亮(商2)が敵陣深くまで攻め込む。さらにそこから浜岸のロングパスが山本将也(文4)に通り中に走っていた高にラストパス。そのまま左サイドにトライを決め同点に追い付く。そのわずか5分後には相手のペナルティをもらい、渡辺広人(経4)が素早いリスタートからそのままトライ。見事な逆転劇を演じた。高校時代以来のFB(フルバック)での出場を果たした渡辺。「(けが明けの)復帰戦がいつもやらないポジションでミスは多かったが、次回は修正したい」と語った。終盤には再びモールから途中出場の天田親吾(文3)がトライを決め、合計4トライ。24ー12で勝利し、なおかつボーナスポイントを獲得し、最高の形で選手権の幕を開けた。

 

 

▲浜岸はSO(スタンドオフ)として攻撃の起点となった

 

 「昨年、勝ち点を取れず悔しい思いをした。今年は春から選手権のために練習して鍛えた結果、4トライ以上取っての勝利になった」と松田監督。2年越しの勝利だっただけに指揮官のうれしさもひとしおだ。この試合では特に後半、両FL(フランカー)の突破が何度もチームのチャンスに貢献。佐野、小野の二人で相手ディフェンスを脅かした。「自分たちがチームのためにプレーする」と佐野。次戦の活躍にも期待だ。また、会場の愛知はマネージャーの長谷川綾乃さん(商4)の地元でもある。「一昨年、負けた会場なので今日勝てて良かった」と気持ちを述べた。次戦はリーグ開幕戦で勝利を挙げている法大との対戦が控える。「次の試合はしっかり勝ちたい。タックルやディフェンスで自分たちのラグビーが出せたら勝利がついてくる」(小野)。

 

 

 

 

 

次の試合は全国大学ラグビーフットボール選手権大会セカンドステージ対法大(12月20日 12:00~ 相模原ギオンスタジアム)です!

 

 

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部