ラグビー部

ラグビー部・関東大学リーグ戦対法大

2015年10月05日

9月13日 熊谷ラグビー場

 

メンタル強化で開幕戦勝利!

 

 

試合後、喜びを爆発させる選手たち

 

 リーグ戦が開幕した。初戦は昨年リーグ3位の法大との対戦。中大は昨年5位で、法大にも敗れていた。開幕戦の固さもある中で、26-13と昨年の雪辱を果たす勝利をつかみ、好スタートを切った。

 

 

前半終了間際に赤池がトライを決める

 

 先制をしたのは中大だった。前半12分、佐野瑛亮(商2)が相手ディフェンスを突破すると、そのままトライ。「法大には知り合いが多く、負けたくないという気持ちだった」と佐野。浜岸峻輝(経3)がゴールキックを決め、7点を奪った。しかし23分、法大にトライとゴールを決められ同点とされる。続く31分には中大にペナルティが出て、法大にPKが与えられた。法大はPKで直接ゴールを狙い、成功。7-10と逆転を許した。35分にも中大がレイトタックルと判定され、再びPGを決められる。ミスも増え、点差が離されるピンチを迎えていた前半終了間際。中大はセットプレーから攻め込み、敵のゴールラインまであと5mと迫る。しかし法大に粘られなかなかトライに結びつかない。一時法大にボールを奪われたが、ノックオンがあり中大ボールでのスクラム。法大のコラプシング(スクラムを故意に崩したりする行為)があり、それを利用して抜け出した赤池海(法3)がトライ。浜岸がここでもゴールキックをきっちり決めて、14-13とリードで試合を折り返した。

 

 

後半、この試合二つ目のトライを決めた佐野

 

 後半開始早々、中大のベンチが動く。大量のメンバーチェンジを行い、前半とは違った、走り回りかき回す戦術で相手を攪乱させる。19分に法大に悪質なファウルがあったと宣告され、主将がシンビンで10分退場となった。中大は、ここをチャンスと攻め込む。敵陣右サイドでスクラムから展開し、渡辺広人(経4)、伊藤大地(法2)とつないだボールを佐野がきっちりトライ。角度の難しいキックを浜岸が外してしまったが、19-13でリードを広げた。さらに34分、後半から出場した住吉藍好(経3)が中央突破に成功すると、浜岸にパスをつなぐ。そのままトライ、さらにゴールキックを決め、26-13。そこから終了まで攻め続けた中大は、後半を失点0に抑えて開幕戦勝利を手にした。

 

 開幕戦でキーマンとなったのは、2トライを挙げた佐野だ。春はU20日本代表に選出され、大学の試合には不出場。U20で得た経験を、中大に持って帰ってきた。「日本代表のスキルや考え方を学べた」と言う佐野。それまでは自己中心のプレーをしていたと言うが、夏を越えて自分の能力を周りにフィットさせる力がついた。U20と中大の考え方を融合させ、自分自身を、そして中大をさらなる高みへと導いていく。

 

 

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部