ラグビー部

ラグビー部 全国大学選手権セカンドステージ対流経大

2015年01月23日

12月21日 秩父宮ラグビー場
流経大にリーグ戦のリベンジならず

 大学選手権セカンドステージ第2戦は、リーグ最終戦でロスタイムに逆転トライを奪われ惜敗した、流経大が相手だ。同日午前に行われた、慶大対京産大の試合で慶大が勝利したことで、中大のファイナルステージ進出はなくなった。しかし「11月30日(リーグ最終戦)に負けてから、リベンジしたいとやってきた」(檜山翔一主将・経4)。リーグ戦1位通過の王者を相手に、ロースコアで得意の展開に持ち込むも、5-19で惜しくも敗戦となった。

 前半、中大のキックオフで試合が始まると、拮抗した展開が続く。流経大は外国人留学生2人を中心に攻めてくるも、連携したタックルで相手の攻撃をつぶす。浜岸峻輝(経2)が抜けてチャンスをつくる場面もあったが、オフサイドでトライには結びつかない。13分に、流経大のジョセファ・リリダムが危険なタックルによりイエローカードが出され、シンビン(10分間の退場)となる。人数的に優位に立った中大は、このチャンスに攻め込みたかったが、逆に流経大のスクラムから押し込まれ、トライを許す。コンバージョンキックも決められ、7点を先制される。30分には今度は木上鴻佑(法4)のジャンプしている相手選手へのタックルが危険なプレーとみなされ、シンビンに。人数は不利になったが、「メンタルの強みが出た」(酒井コーチ)と反撃。敵陣10mでスクラムからモールを形成、そのまま北村彦樹(文4)がトライを決めた。コンバージョンキックはブロックされ失敗となったが、5-7と僅差で試合を折り返した。

 後半に入ると、序盤は再び拮抗。粘り強いディフェンスに、流経大にやりたいことをさせない。中大もチャンスをつくるも決定的にはならない。試合が動いたのは28分、左サイドからモールで押し込まれ、トライを決められ5-12とされる。33分には浜岸峻輝(経2)のキックなどで敵陣10mまで進めたが、ボールを奪われ隙をついて突破を許す。そのままトライに持ち込まれ、キックも成功。終了間際に引き離されノーサイドとなった。

 「選手のやってやろうという気持ちが入っていただけに、勝たせてやれなくて悔しい」(松田監督)。しかし、リーグ戦1位の流経大に対して、「ディフェンスの中大」を発揮できた試合となった。檜山主将は「次の試合、後輩たちに何かを残し、気持ちよく終わりたい」と語る。今年度の締めくくりとなり、4年生の引退試合となる27日の京産大戦を、勝利で飾りたい。