ホッケー部

ホッケー部 関東学生ホッケー春季リーグ対立教大

2014年04月11日

4月6日 早大東伏見グラウンド

惜しくも白星スタートならず
 春リーグ初戦は、立教大戦。1度はリードを作るも、試合終了間際に勝ち越し点を与え悔しい黒星。今季初勝利は持ち越された。

 去年の主力メンバーが卒業した中大ホッケー部。新しいチームで立教大戦に臨んだ。去年の春リーグ初戦と同じ相手。前回は1点を先制するも守れず、勝ちきれなかった。「上位プールに行くためにも、初戦をしっかり勝ちきろうという話をしていた」(吉原光主将・文4)と、この戦いに懸ける意気込みは十分だった。
 立ち上がりは積極的な姿勢を見せるも、ボール保持は半々。なかなか試合が動かない。前半10分でペナルティーコーナー(PC)を得るも、得点にはつながらない。だが12分、馬場健太(法3)が相手ディフェンスの隙を突き、吉原主将にアシスト。これをしっかりものにし、1点を先制した。その後何度か立教にPCを許すも守り抜き、試合を1-0で折り返した。
 小雨の降る中後半が始まると、開始1分で立教が仕掛けてくる。PCを獲得すると、上手くタイミングを合わせてゴールを決める。試合は振り出しに戻った。次に試合が動いたのは後半9分。馬場が相手ディフェンスをドリブルで突破し、サイドからのミドルシュートを決める。2-1とリードを作り、歓喜に沸く中大陣営。この得点でチームの雰囲気は良くなったものの、「そこで気が抜けてしまった部分があったかもしれない。相手は最後まで集中を切らさなかった」(吉原主将)。外へ押し出すディフェンスを破られ、コートの中に通される場面が出てくる。そこからPCを取られるも、2回連続でしのぐ。だが後半25分、再びPCを取られる。甘く弾いたリバウンドを詰められ、同点に。
 2-2から互いに粘るも中大選手の足が重くなってくる。すると試合終了間際の後半34分、攻撃の隙を突かれて得点を許してしまった。直後にホイッスルが鳴り、中大はあと一歩のところで勝ちを逃した。

 吉原主将は「足が止まったのはスタミナの問題。最後に押され気味の雰囲気になったときに、それを打開するような声掛けができずに段々自分たちで悪い雰囲気を作ってしまった。そういう勢いでも負けてしまった部分がある」と振り返り、強みであったスタミナの低下を課題に挙げた。

 次の試合は一橋戦。去年は僅差で勝つことができなかった相手だ。それでも、上位プールに行くためには負けられない戦いになる。中大の「泥臭いホッケー」に期待だ。

◆試合結果
●中大2-3立教大○
 (1-0、1-3)

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部