ボクシング部

ボクシング部 関東大学ボクシングリーグ戦 対駒大

2014年05月28日

5月24日 後楽園ホール
対駒大
あと一人・・・駒大に惜敗
 前試合の拓大との試合では1‐8と敗北し、1部の厳しさを味わった中大。拓大戦後にキャプテンを務める西條貴陽(法4)は「(次の試合までの)2週間を利用して、チーム全体をうまく調節していきたい」と語った。そのコメント通り、駒大との試合は負けるものの4‐5と、あと一人勝てば勝ち星があげられる非常に競る試合となった。
 先陣を切ったのはライトフライ級内田洋介(文4)だった。内田は初っ端に左ジャブをお見舞いし、そこから畳み掛けるようにワンツーやカウンターなどを的確に決めていった。「みんなが応援してくれて、気が楽にできた」と動きも軽かった。2ラウンド目では相手からダウンを奪うなど、優勢で試合を終え2‐1で判定勝ちを収める。このまま勢いに乗りたいところであった。しかしフライ級からライト級二人目まで5人連続で黒星を喫してしまった。1部リーグ戦ではライトフライ級からミドル級までの9人制で試合を行うためライト級二人目の負けが決まり5敗した中大は負けが決定した。
 だが、重量級が息を吹き返した。ライトウェルター級ではルーキーの岡澤セオン(法1)が出場。1ラウンド目ではカウンターをしっかり決め、3ラウンド目では猛烈なラッシュを仕掛けた。これが功を奏し、2-1で判定勝ち。さらにウェルター級で出場した西條は1ラウンド目にダウンを奪われるものの、意地を見せる。試合途中、相手選手がカットによる流血で試合中断を余儀なくされるも判定勝ちを収めた。最後のミドル級には但馬ミツロ(商2)が出場した。対するは全日本ウェルター級8位の実力を持つ高田(駒大)。「まだ6割くらいしか実力を出せていない。だが、リラックスして挑めたのでよかった」(但馬)。6割の実力しか出せていないとコメントするものの、ダウンを奪うなど終始相手を圧倒し3-0の判定勝ち。「前回の高橋選手(拓大)との試合のように勝ったと思っても負けることがある。自分のボクシングが通用してホッとしている」と試合後に安堵のコメントを残した。
 1部に上がったばかりの中大。あと一歩のところで勝ち星を逃してしまった。未だに勝ち星を挙げられていない。だが、試合を経験するとともに勝者人数が増えるなど確実に成長している。この試合で中大の軽量級、重量級が結果を残した。残りの試合ではいかに中量級が勝てるかがカギとなるに違いない。

◆大会結果
●中大4-5駒大○
写真・記事:「中大スポーツ」新聞部