フェンシング部
フェンシング部 第67回関東学生フェンシングリーグ戦(エペ)
2014年05月24日
エペは2部2位 入れ替え戦逃す

慶大に逆転勝利を許し、一人ピストに立つ水口
前日の危なげなく戦った勢いそのままに試合に臨みたかったが、この日の2試合は楽な試合にはならなかった。先に行われた東農大戦、出だしは水口紘希(法2)が5-2と先行するが、諸田拓也(経2)が4-6、高阪一世(法4)が6-5と失点がかさむ。二回り目以降も得点を決めながら失点する流れで試合が進み、8人目の高阪の時にこの試合37-37と初めて同点に追いつかれる。その後の高阪の3連続得点と水口の5-2で中大は45-39の接戦で勝利。慶大も東農大に勝利し、中大と慶大の勝者が入れ替え戦に進むことが決まった。

果敢にアタックを試みる諸田
慶大戦の1人目として出場したのは諸田。「相手はエースだし実力的に勝てないとは思っていた」。3-5と2点のビハインドで試合が始まる。2人目水口が7-4で逆転に成功し、3人目高阪も5-2と先行、15-11と4点差にする。しかし二回り目に入った諸田の調子が上がらない。「点を取りたくて無理にいってやられた。これ以上はまずいと思ってそこでやめた」と4連続失点で慶大に追いつかれたところで諸田は後続に回す形を取った。5人目高阪の9-5でリードを得るが、6人目の水口が6-7、この試合3度目となる7人目高阪の2-5で32-32と再び追いつかれてしまった。
他ピストの試合も終わりこの試合に注目が集まる独特な雰囲気の中、試合が動きそうな場面で中大は8人目に簾内長仁(理工2)起用を選択した。「40までは取ってきてほしいと言われ意識した」という簾内。捨て身のプレースタイルで戦い40-38で水口に最後を託した。中大の勝利を任された水口だったが、42-43で逆転されると追いつくことはできず44-45の1点差で中大の敗北となった。「最後はしっかりできなかった。向こうの選手の作戦にはまってしまった」(水口)。
2年前にもフルーレで2部での試合を経験していた高阪は「根本的な練習メニューの変更が必要。1部の大学に通ってトップの選手たちと剣を交わさなければいけない」と語った。2年前は降格後すぐに1部復帰を決めた。今年はそれが叶わなかった。1部にいるべき中大フェンシングの姿を来年こそは取り戻したい。「入れ替え戦はない。個人、団体での関カレ、インカレ優勝を目指す」(水口)。個々の力をつけるため選手は次の試合に意識を向けている。
◆大会結果◆
○中大45-39東農大●
●中大45-45慶大○
エペ(2部)①慶大②中大③東農大
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部