ハンドボール部

ハンドボール部・秋季関東学生ハンドボールリーグ戦 対筑波大

2017年09月22日

9月17日 茨城・水海道総合体育館

流れ変えられず痛恨の大敗

 

 前半で勝負を決められてしまった。前日に勝利した勢いのままに4連勝を狙った中大だったが、序盤に出鼻をくじかれる展開となった。前半で付いた9点差を縮められず、大敗。「これで選手たちが学んでくれるといいけどね」(実方監督)。勝ち点10で4大学が並び、中大は現在総合4位という混戦模様を呈す1部リーグ。来週の日体大戦が正念場となる。

 

▲勝利のハイタッチを交わす筑波大選手の後方で中大選手たちは肩を落とす

 

 2019年に国体が開催される茨城県。そのハンドボール会場となる水海道総合体育館で、国体誘致記念に関東学生リーグが行われた。最終試合、緊迫の熱戦が期待されたが、ふたを開けてみれば序盤に審判の判定も絡み逆速攻で点差を離され、主に攻撃がちぐはぐなまま立て直せず。守備でボールを奪い攻撃に転じても、得点につながる回数がこれまでに比べ格段に少なかった。10-19の前半。後半の修正が待たれる中、ハーフタイムを迎えた。

 

▲攻撃がかみあわなかった前半

 

 後半は一進一退の攻防となる。守備で流れをつくり、攻撃に落ち着きを取り戻すと競った試合を見せる。しかしながら、ハンドボールに一発逆転の飛び道具はない。真摯に1点ずつ得点を重ねるも、前半のビハインドは覆らなかった。後半だけ見れば12-12の同点。「ちゃんとやれば競れるのに」と指揮官も苦笑いで語った。

 

流れを変えるべく途中出場した名冨光輝(商3)

 

 「本当に強いチームは、3~4点ビハインドの展開でちゃんと修正できる。うちは中野尚(法4)と玉榮悠主将(文4)の4年生コンビが修正しないといけなかった」(実方監督)。前節でチームの成長を実感した中大だが、克服しなければならない課題はいまだ多い。これで4位に転落し、次戦が最終戦となる。迎える相手は、現在9位の日体大だ。「相手も入替戦回避が懸かっている。死に物狂いの試合になる」と実方監督。インカレシード権の獲得と同時に、この敗戦を吹き飛ばす充実の勝利が見たい。

 

徐々にかみ合い始めた守備

 

試合結果

中大22(10-19、12-12)31筑波大○

 

◆コメント

実方監督「変な試合になっちゃいましたね。序盤に走られちゃってって感じだった。審判の判定もあるけど、それでも本当に強いチームは、3~4点ビハインドの展開でちゃんと修正できる。うちは中野尚(法4)と玉榮悠主将(文4)の4年生コンビが修正しないといけなかった。これで選手たちが学んでくれるといいけどね。相手も入替戦回避が懸かっている。死に物狂いの試合になるので、勝てるように頑張ります」

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部