ハンドボール部

ハンドボール部・春季関東学生ハンドボールリーグ戦対早大

2017年04月24日

4月23日 明大和泉体育館

 

10点差の快勝! 全員活躍で4位浮上

 

 ここまで1勝1敗の中大。相手に流れがある時間帯の戦い方に不安を残す。しかし、今節は早大と対戦しそれらの不安を一蹴した。終始ゲームを支配し、流れを手放さず快勝。後半にはメンバーを全員入れ替えたが、出場した全選手が活躍した。これで中大は4位に浮上。「全員で勝ち取った1勝」と玉栄悠主将(文4)も頬を緩めた。

 

  ▲この日8得点のエース北詰明未(商3)

 

 森田啓仁(法3)の目の覚めるようなサイドシュートから試合は始まった。「早大に高校の同級生がいて、今日が初対戦。気合が入っていた」(森田)とアドレナリン全開のプレーで得点を量産する。前半だけで7得点の大活躍に、実方監督も「彼はシュートが凄く上手い」と太鼓判を押した。守っては、キーパーの山﨑智之(総3)が躍動。ファインセーブを連発する。「ノーマークで打たれたシュートも止めてくれた」(玉栄主将)。相手のミスにも助けられたが、攻守がかみ合い、与えた失点はたったの8。10点もの大量リードで前半を終えた。

 

 「後半は全員出そうと思っていた」と実方監督。積極的にメンバーを入れ替えた。1年生もベンチ入りの全員が出場し全員得点。今後に期待が膨らむ結果を残した。ベンチ入りの全選手をコートに送り出し、後半最後の中大の攻撃では森泉拓也(法4)がシュートを決める。「高校からハンドボールを始めた一般生で、努力家。決めてくれて本当に嬉しい」(森田)。「頑張っている選手が結果を出せた。良いゲームだった」(実方監督)と、ベンチも応援席も総立ちで森泉の大学初ゴールを祝った。リードこそ前半終了時のままだが、多くの可能性が見えた勝利。選手も充実の表情を見せた。

 

  ▲喜ぶベンチメンバー

 

 この日、優勝候補筆頭の国士舘大が敗戦。中大は現在4位だが、上位3チームとは直接対決を残す。「まだ優勝の目はある。全勝します」(実方監督)。次節は立教大戦。取りこぼしは許されない。「一戦一戦、全員で勝ちに行く気持ちで戦う」と玉栄主将。ベンチ入りの選手だけではなく、ベンチ外の選手の応援もチームを支える大きな力だ。春季リーグは中盤戦へ。新たなチームの可能性だけではなく、頂点もぼんやりとだが見えてきた。

 

試合結果

中大38(18-8、20-20)28早大●

 

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部