ハンドボール部

ハンドボール部・全日本学生ハンドボール選手権大会準々決勝 対大体大

2016年11月22日

11月21日 アスティとくしま

西日本王者に辛勝! 16年ぶり準決勝進出

▲勝利の瞬間、チーム全員で喜びを分かち合った

 快進撃を続ける中大は準々決勝で西日本インカレ王者の大体大との対戦となった。中大は前半から攻守がかみ合い、主導権を握り続ける。後半終盤、追い上げられ、1点差まで詰め寄られるが、しのぎ切り28ー27で勝利。これで準優勝となった平成12年以来の準決勝進出となった。

▲ディフェンスリーダーの古家

 序盤は静かな立ち上がりだった。前の試合の反省から古家敦志(経4)を中心にディフェンスを立て直した。「全員で(ディフェンスのことを)重点的にミーティングした」成果が表れた。キーパーの山﨑智之(総2)は「うまくコースを防いでくれていたので(シュートが)取りやすかった」と好セーブを連発し、失点を最小限に抑える展開が続く。その流れが攻撃にも伝わる。中大の速攻攻撃が決まりはじめ、得点が伸び始める。「最高だった」(実方監督)前半を中大の3点リードで折り返す。

▲キーパーの山﨑はシュートを止めてこのガッツポーズ

 後半もその流れを渡さない。エース杉岡尚樹主将(商4)を中心に得点を重ね、リードを広げる。後半残り5分、リードを守ってきた中大にほころびが見られる。相手のしつこいプレッシャーに遭い、得点が伸ばせず、逆に失点を重ねてしまい残り1分で1点差に。昨日の福岡大戦のような展開になり、残り10秒。ここで失点したら延長戦に運ばれる場面で相手のパスが通らず、勝負をものにした。

 「疲れる試合でしたね」と実方監督。力を出し切っての僅差の勝利に「競った試合を勝てているのは自信になると思う」と指揮官は微笑みを浮かべながら語った。リードを広げながら相手の猛追を受けた試合、反省もあった。センターの中野尚(法3)は「まだまだ。パスの精度であったり自分はシュートミスもあったので…。ディフェンスに助けられた」と振り返った。

 16年ぶりの準決勝進出。もちろん選手たちはその当時の雰囲気は知らないが、選手たちはその雰囲気を楽しんでいる。「(次戦の相手)明大は普段から練習もやっているので、『ここまで来たらお互い楽しもうぜ』と相手のキャプテンの吉野と話した。やることやって楽しむだけ」(杉岡主将)。21世紀初めてのベスト4となった中大。負けたら一発勝負のインカレの頂点まであと2勝だ。

◆試合結果

中大28(15ー12、13ー15)27大体大●

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部