ハンドボール部

ハンドボール部・秋季関東大学ハンドボールリーグ戦対早大

2016年09月07日

9月4日 日大八幡山体育館

「勝てる試合」を落とし引き分けに終わる

▲試合後、頭を抱える杉岡主将(右)

 秋季リーグ4戦目。1勝2敗の中大は早大との対戦となった。前半、後半の序盤はともに中大のハンドを展開する。しかし中盤から終盤にかけて追いつかれ、後半の終盤には逆転を許してしまう。なんとか追い付き、26ー26の同点に終わったが、2回あった5点リードを生かすことができずに2勝目はお預けとなった。

 「勝てる試合。悔しい」(中野尚・法3)。中野の言葉がこの試合のすべてを表している。1試合2度の5点リードを作りながらも追いつかれ、勝利することができなかった。点差を保てなかったことについて「流れがうちなのにパスミスや速攻でのシュートを決められてしまった」と実方監督。大事なところでのミスが命取りとなった。

▲シュートを打つ中野

 前の試合と同じだった。リードを奪いながら得点が取れず、7人攻撃(キーパーを攻撃の選手に変えて人数を1人増やした攻撃)を実行するも再びリードを奪えずに逆転負けを喫した。後半終盤に2点ビハインドになり、今日も逆転負けされるのか、中大側の観客席がそんな雰囲気になりつつあった。

 しかしここで中大は意地を見せた。残り5分を切ってからの相手の攻撃をしのぎ、残り1分で中野から杉岡尚樹主将(商4)、最後は中央に走り込んでいた佐野利器(法2)へのサインプレーでのシュートが決まり、同点に追い付いた。

 「2点負けていて、同点まで持っていけたのは成長だと思う」と杉岡主将は試合後、振り返った。同じような試合を演じながらも同じ過ちをしなかった。このことは激戦の1部リーグを戦う上で重要なことである。「自分がやってきたことをしっかりやって勝ちにつなげたい」(中野)。1部復帰後、僅差での勝負を演じ続けている中大。残り後半5戦でどれだけ勝ち星を重ねるかが本当の勝負となる。

◆試合結果

△中大26(13ー12、13-14)26早大△

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部