ハンドボール部

ハンドボール部 関東学生ハンドボール秋季リーグ戦2部対順大

2015年09月25日

9月22日 慶大体育館

完璧な勝利で2部優勝! 入替戦へ駒を進める

得点が入り、喜ぶ(左から)実方監督、荒木主将、玉榮悠(文2)、元田雄己(経4)

 「完璧な試合だった」(実方監督)。試合後、指揮官はリーグ最終戦をこう評した。中大と順大、お互い無敗で迎えた一戦は後半25得点、9失点と見事な試合運びをした中大が43―22で勝利を収め、無敗で2部優勝。10月11日に行われる1部最下位との入替戦へ進出を決めた。

 試合直前、順大の選手たちの気合が入った雄たけびが体育館内に響き渡り、会場は異様な空気となっていった。その雰囲気に飲まれたくない中大は前半、下岡大騎(経3)、杉岡尚樹(商3)のシュートで得点を重ね、リードを奪う。勢いに乗りたかったが、2つのシンビン(危険なプレーをして2分間の退場となる)を出してしまい、自分たちの流れにできない。

好セーブを連発した宮下貴司(総2)

 後半、一方的な展開となる要因を作りだしたのはディフェンスリーダー古家敦志(経3)をはじめとするディフェンス陣だ。後半序盤、中盤かけて全くといっていいほど順大にシュートを打たせなかった。シュートを打たせてもキーパー宮下貴司(総2)が好セーブを連発し、鉄壁の守りを見せた。「今年の春からディフェンスを強化してきて、やっと今季のリーグ戦からでき始めて、今日が集大成。古家を中心にまとまって、気持ちがちゃんと入っていた」と実方監督もこの一戦のディフェンスを絶賛した。

▲ガッツポーズを見せる佐藤龍亮(法2)、右は杉岡

 今季は北詰明未(商1)などの下級生が多く試合に出て、結果を残した。しかしその裏には荒木健志主将(法4)をはじめとする4年生のサポートがあった。「荒木主将(の存在)は大きい。平日、自分がいない中でもチームをまとめられている。他の4年生もくさらず、練習していて、最高の状態」と実方監督。荒木主将自身も「自分がチームをまとめて、勝つために一人一人がやるべきことをやったのが勝利につながった」と述べた。今季、得失点差123(2位の順大は41)と強さを見せた要因にはチームのことを第一に考える4年生の支えがあった。

 ずっと練習していたディフェンスが機能した一方で攻撃陣も成長を見せた。中でもリーグ戦通してスタメンで出場し、活躍した北詰は「ミスをしても先輩がカバーしてくれたので、シュートをどんどん打つことができた。入替戦絶対に勝つ」と意気込みを語った。「春より強いチームになった。このままの勢いで(入替戦の)勝利をつかみたい」と実方監督。昨季、2部降格という屈辱を味わった中大。一季での1部昇格を目指して、チームは運命の60分、一発勝負に懸ける。

◆試合結果

中大43(18―13、25―9)22順大●

◆大会結果

➊中大②順大③桐蔭横浜大

次の試合は10月11日 1部2部入替戦対駿河台大(日体大健志台キャンパス 16:20~)です!ぜひ会場に足を運んでください!

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部