ハンドボール部

ハンドボール部・東日本学生ハンドボール選手権大会対北海学園大

2015年08月19日

8月11日 いしかわ総合スポーツセンター

33点差で圧勝

 43-10で圧勝だ。失点を10以内に抑えるという目標を立て臨んだ東日本インカレ初戦。北海学園大を攻守ともに圧倒し33点差と引き離した。インカレ出場権の懸かる大会で幸先のいいスタートを切った。

▲後半戦、25点目を入れ仲間とハイタッチする髙橋侑冬(文3)。好調なディフェンスが攻撃にもつながった

 「リーグ戦ではありえない試合。コメントのしようがないね(笑い)」(実方監督)。試合後、指揮官はいつになく上機嫌な様子で口を開いた。「チームは劇的に変わった。選手たちは目の色を変えて一生懸命頑張ってくれた」。春の入替戦で駿河台大に敗れ、2部落ちしたチーム。ショックを引きずっていた監督は、選手たちの切り替えの早さに驚いたという。降格後、特に強化に努めたのはディフェンス。早速実戦で成果が現れ、監督は選手たちの活躍を絶賛した。

 春季リーグ戦でレギュラーメンバーになれなかった選手たちも地力をつけてきた。レギュラー中心で挑んだ前半戦で6だった失点が、終盤に非レギュラー中心で回した後半戦では4に減った。相手の失速もあったものの、中井川翔(総1)、大崎弘市(商1)ら下級生にも得点が生まれ、レギュラーに劣らない試合を展開できた。

▲ディフェンスをする中井川(左)

 戦術面では、一人一人がバラバラに守っていたディフェンスシステムにスイッチを取り入れ、相手のスクリーンプレイに対応するなど、より各選手が連携を取り合う形をとった。新しいディフェンスについて、今大会で主将代理を務める元田は「ちょっとずつ形になってきた」と話す。前半戦の途中からゴールキーパーを務めた宮下貴司(総2)も「ディフェンスが良くて、打たせて(自分が)取るという感じだった」と、手応えを感じているようだった。

 圧勝の試合でも、課題はしっかり見極めている。「立ち上がりで相手に合わせてしまった。自分たちでコントロールできない時間があった。まだ詰めが甘い」と元田。翌日の新潟大戦では、より試合内容の充実を貪欲に求めていく。

◆試合結果

中大43(22-6、21-4)10北海学園

 

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部