ハンドボール部

ハンドボール部 東日本学生ハンドボール選手権大会対秋田大

2014年08月10日

8月9日 豊平区体育館
ひやひや逆転勝利

 「安心した」(阿部航平主将・文4)。勝利の喜びや、試合を振り返っての反省よりも安堵の気持ちが勝った。大会2日目、秋田大を28-25で下すも、試合内容は危なげないものに。終始リードを保ち50-25と大差で勝利した初日とは対照的に、ビハインドの状況が続く展開となった。

 前半開始1分、パスミスを突かれ先制点を許す。中大は前後に3人ずつ選手を配置する陣形でディフェンスを固めるも、破られて後を追う形となった。陣形を横1列に並んで守る一線のディフェンスに変えるも守れない。ディフェンスの不調に加え、オフェンスでもノーマークのシュートを外すなどミスが重なった。一度もリードすることができずに14-15で前半を終えた。「気持ちが入っていなかった。『(相手に)追い付くだろう』という気の緩み、2部にいたときの悪さが出た」(実方監督)。

逆転ゴールで試合の流れを変えた古家

 後半も悪い流れは続く。相手にリードを許したまま試合が進み、終盤にさしかかった。ゴールキーパーの元田雄己(経3)が相手の攻撃を水際で食い止めるも、オフェンスが追い付かない。応援席から「また2部に落ちるぞ」と叱咤激励が飛び、選手たちにも焦りの色が広がりはじめた。流れが変わったのは試合終了10分前。古家敦志(経2)が同点ゴール。「インカレの懸かったプレッシャーもあり上級生は焦っていた。だからこそまずは自分が1本」(古家)。古家は続いて逆転ゴールも決めた。これが契機となり、勢いを取り戻し28-25で危なげなく試合を締め括った。
 「気持ちが浮わついていて、走り負けした。課題が見え、全てがマイナスではなかった」(阿部主将)。浮き彫りになった気持ちの面での課題を修正し、次戦に臨む。

◆試合結果
○中大28(14-15、14-10)25秋田大●

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部