バドミントン部

バドミントン部・第68回全日本学生バドミントン選手権大会 男子個人戦

2017年10月31日

10月23~26日 一宮市総合体育館

4年生、悔しさ残る最後のインカレ

 早大との対戦で惜しくも敗退しベスト4で終えた団体戦から一夜明け、個人戦がスタートした。シングルスでは2連覇が懸かる五十嵐優(法4)や前回3位の大関修平(商4)、ダブルスでは前回準優勝の大関・川端祥主将(商4)組が最後のインカレとして出場。個人戦でも大きな期待が寄せられたが、結果は予想外のものとなった。

 

 日本A代表として国際大会でも活躍している五十嵐がまさかのベスト16で敗退。個人戦全体で見ても最も良い成績は、大関のシングルスベスト8。シングルスで3人がベスト4以上に入賞した去年からは想像もつかない結果となった。

 ダブルスでは大関・川端主将組と五十嵐・中田政秀(法3)組が3回戦を突破し、ベスト16入り。しかし4回戦では両ペアともふるわずストレート負けを喫してしまい、ベスト16で敗退となった。

 

▲優勝候補でもあった大関・川端主将組

 

 シングルスの五十嵐は第1シードで2回戦からの出場。2、3回戦ともにストレート勝ちを収め、順調に勝ち上がる。しかし猪熊(日大)との4回戦でまさかのストレート負け。「100%の力を出せば競る相手ではないと思っていたが、今日の試合ははっきり言って0点に近い出来だった」と涙ながらに振り返った。

 前回のインカレ王者として、また大学生唯一の日本A代表としての重圧は並大抵のものではない。「2連覇というよりも、A代表としてこの試合に参加するという点でプレッシャーがあった。優勝して当たり前という中で負けてしまったのはまだまだ自分の弱いところ」と語った。  川端主将は「インカレ優勝も目標だったとは思うが、五十嵐は世界の大会にも出ている選手。今回の結果は気にせずに世界を目標に頑張ってほしい」と慰めの言葉を送った。

 

▲プレッシャーのなか奮闘した五十嵐

 

 同じくシングルスの大関は中大で唯一ベスト8に進出し牧野(筑波大)との準々決勝を迎える。1セット目はテンポよく得点を挙げ、21ー10で先取。2セット目もそのまま流れに乗って得点を重ね20ー10まで持ち込み、あと1点でベスト4進出というところまで迫る。しかし、そこから点が入らない。勝利を目前に10連続得点を決められ、20ー20の同点。その後デュースで粘るも、最終的に相手に2セット目を取られてしまう。3セット目も試合を立て直すことができないまま相手のペースで試合が進み、16ー21で3セット目が終了。1-2で大関の敗退が決定した。

 

▲まさかの逆転負けに泣き崩れる大関

 

 今回のインカレで勝ち上がることができたのは4年生が中心で、3年生以下の多くが2回戦敗退という結果に終わった。これに対し川端主将は「これから自分たちがいなくなって、それぞれに自覚が生まれてくると思う。そこからみんながどう変われるかが重要」とコメント。また藤本コーチは「来年は本当に厳しいんじゃないかという状況なので、いろいろな意味で大きく変えていく必要がある」と語った。

 

 バドミントン部ではインカレの団体戦が終わると世代交代となり、3年生を中心とした新体制がスタートする。次期主将の中田を中心にどのようなチームに変わっていくのか注目だ。

 

◆大会結果

個人戦シングルス

ベスト8=大関

ベスト16=五十嵐

2回戦敗退=西方優馬(法3)、川端主将、佐藤雄輝(商1)、古屋樹(商2)

1回戦敗退=宮雄大(経4)

 

個人戦ダブルス

ベスト16=大関・川端主将組、五十嵐・中田組

2回戦敗退=本間稜人(経2)・佐藤組

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部