バドミントン部

バドミントン部・全日本学生バドミントン選手権大会個人戦

2015年10月20日

10月12~15日 大阪府立体育会館

 

西本、中大・埼玉栄高対決を制し3連覇! 五十嵐は単複4強入り

 

 

▲決勝戦後、互いに健闘を称えあう西本(写真右)と五十嵐

 

 ベスト4に終わった団体戦から一夜明け、個人戦がスタート。シングルス連覇中の王者・西本拳太(法3)が五十嵐優(法2)との対決を制し、35年ぶりの3連覇を達成した。また、ダブルスでは五十嵐・中田政秀(法1)組がベスト4入りを果たし、五十嵐は単複で全日本総合学生選手権大会の本選出場の権利を獲得した。

 

 

▲全試合ストレート勝ちを収めた西本

 

 3連覇を目指した西本のブロックは、関東リーグ戦の大学に所属する選手が多い強豪ブロックだった。2回戦から登場した西本はまず、法大の関口と対戦。リーグ戦でも対戦経験のある相手だが、完全に西本のペースでゲームを進めストレート勝ちを収める。3、4回戦はそれぞれ間瀬(日大)、澁谷(明大)と対戦するが、終始落ち着いたプレーでストレート勝ちし、あっさりと準々決勝進出を決める。  しかし準々決勝、好調な西本の前に立ちはだかったのは、東日本インカレ王者・古賀穂。団体戦の準決勝でも対戦し、勝利はしたもののセットを奪われた曲者ルーキーだ。第1セットは21‐13で上々の滑り出し見せるも第2セット、相手のペースに徐々に引きずられてしまう。だがここからディフェンディングチャンピオンの本領を発揮。動きを一気に変えコートいっぱいにシャトルを返し、相手のミスを次々と誘う。ついにマッチポイント、20‐19とする。だが同点に追いつかれ、今大会始めて21点で勝利できず。しかし最後は連続ポイントで逃げ切り何とかストレート勝ちを収めた。西本が「ファイナル(セット)までいってたらわからなかった」と語る試合を制しベスト8入り。12月に行われる全日本総合選手権大会の出場も決めた。  準決勝では高校・大学の後輩である大関修平(商2)。だが「プライド的にも負けられない」と力をいかんなく発揮し、ストレート勝ちで決勝戦へ駒を進める。決勝戦の相手も、同じく高校・大学の後輩である五十嵐。3連覇が懸かる試合だったが、安定したプレーで終始リードし、最後は浮いたロブをスマッシュし勝利。全試合ストレート勝ちという圧倒的な強さで3連覇を達成した。

 

 

▲五十嵐はシングルスで初めて決勝戦進出を決めた

 

 

▲ダブルスでは今大会の優勝ペアに敗れたものの、1セット目を奪った

 

 また2年生ながらシングルスで準優勝に輝いた五十嵐は、ダブルスではベスト4入りを果たし、シングルス・ダブルスで全日本総合選手権大会の出場を決めた。昨年は高校の同級生である中里(早大)と組んで出場しているが、今年は初めて中大勢と組んだダブルスで出場する。「出られなかった人たちの分まで頑張りたい」と、力強く語った。

 

 

 

▲本来はダブルスながら、シングルスでベスト4入りを果たした大関

 

 さらにダブルスが専門の大関修平(商2)が初出場したインカレのシングルスでベスト4入りを果たし、全日本総合選手権の本選出場を決めた。本職のダブルスではベスト16で全日本総合選手権への出場はならなかったが、「ダブルスでの低いシャトルでの展開をシングルスに活かせた」ことがシングルスでの快進撃につながった。  個人戦での中大勢の活躍は、来年のリーグ戦3連覇、4冠を目指す中大にとって好材料。また全員が3年生以下であり、これからさらなる飛躍が期待できる。3連覇した西本は来年は4年生として、大学最後のシーズンに挑む。目指すはまだ誰も成し得てないインカレ4連覇、そして団体戦の覇権奪還。それは決して夢物語でないことは明らかだ。

 

◆大会結果

個人戦シングルス

①西本

②五十嵐

③大関、高野(明大)

 

個人戦ダブルス

①古賀・齋藤組(早大)

②中里・富岡組(早大)

③五十嵐優(法2)・中田政秀(法1)組、大野・河野組(帝大)

 

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部