バスケットボール部

バスケットボール部・第66回関東大学バスケットボール選手権大会5位決定戦 対大東大

2017年05月08日

5月7日 代々木第二体育館

 

「課題も見つかった一週間」、6位で大会終える

 

 トーナメントも最終戦となった。5位の座を争う相手は、昨年のリーグ戦で2部全勝優勝、1部に昇格した大東大だ。昨年、中大も苦しめられた相手だったが、インサイド、アウトサイドともに攻められ、勝利ならず。中大はトーナメントを6位で終えた。

 

▲#2大﨑翔太(総2)はアクティブにゲームに絡んだ

 

スターター

#13中村功平(総3)、#14久岡幸太郎(商3)、#28鶴巻啓太(法3)、#71沼倉壮輝(経2)、#86青木亮(文1)

 

 この大一番の試合で1年生ながらスターターに起用された#86青木。「前日の拓大戦がよかったのでその流れでいってみよう」と、荻野コーチの狙いどおり、大東大の外国人選手を抑え込む。「とにかく前に出て、ボールを入れないように工夫をした」(#86青木)。インサイドでの失点はほとんどなく、第1ピリオドを終えて20-23と3点のビハインド。  だが第2ピリオドになるとアウトサイドから隙を突かれた。大東大のスリーポイントシュートが連続で決まる。中大は落ちたボールを拾い切ることができず、相手にインサイドでのゴールも許してしまう。また、大東大の外国人選手に4連続でゴール下を決められ、痛い失点となった。中大はオフェンスに迷いが出て、積極性に欠けたプレーが見られた。#2大﨑が中と外でシュートを決めるが、点差は開き、34-48で前半を折り返す。

 

▲中大の最初の得点は#86青木が決めた

 

 後半、#13中村を中心にボールを回す。パスカットからの速攻も何本か出し、テンポよく得点。第4ピリオドでも#0肥後将俊(経3)が連続して外からのシュートを決め、勢いづきたい中大。だが、相手のペイントエリアでの攻撃を止めることができず、差は縮まらない。残り3分、存在感を示したのは#33三上侑希(法2)だ。この試合2本目のスリーポイントシュートを沈めると、#33三上はアウトサイドシュート警戒していた相手の隙をついて、ドリブルイン。その後、#33三上は3連続のスリーポイントを決めて大活躍。だがディフェンスで守り切ることができず、相手の加点も許してしまう。この試合を75-99で敗れ、中大の6位が決定した。

 

▲#33三上は第4ピリオドで5本のスリーポイントを決めるも「自分でノーマークを作れるようにしないと、今後通用しない」と上を目指す

 

 春のトーナメントを終えて、荻野コーチは「流れが悪くなった時に立て直せる選手が少ない」と課題を挙げた。この試合でも集中力を切らしてか、第2ピリオド後半の失点が目立った。チーム全体で取り組んでいかなければならない課題である。また、この大会では2部所属のチームの活躍が光った。日体大は堂々の3位入賞、6回戦で当たった神奈川大も中大が1点差で勝利したが、秋のリーグ戦で注目すべきチームであることは間違いない。リーグ戦まで4か月。ここで得た課題を修正し、リーグ戦に向けて万全の準備をする。

 

▲アシスト王を獲得した#13中村(左)と、スリーポイント王を獲得した#33三上

 

◆試合結果

●中大75(20-23、14-25、17-23、24-28)99大東大〇

 

◆大会結果

①筑波大②白鴎大③日体大❻中大

 

◆個人賞

スリーポイント王=三上(14本)

アシスト王=中村(14アシスト)

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部