バスケットボール部

バスケットボール部・第66回関東大学バスケットボール選手権大会対神奈川大

2017年05月04日

5月2日 墨田区総合体育館

接戦を制し8強入り! 強豪・東海大に「勝ちにいく」

 

 トーナメント戦2日目は準々決勝進出を懸けた6回戦。中大は現在、勢いのある同じく2部リーグ所属の神奈川大と対戦した。確実に勝ちたい一戦だったが、序盤から点差をつけられず互角の勝負に。それでも持ち前のディフェンス力で力の差を見せつけ、53-52で接戦を制した。これで3年連続のベスト8入りを果たした中大は、次戦の準々決勝で強豪・東海大と激突する。

 

▲怪我から復帰した#28鶴巻は、今試合で19得点をあげた

 

スターター

#13中村功平(総3)、#14久岡幸太郎(商3)、#28鶴巻啓太(法3)、#71沼倉壮輝(経2)、#99浅見陸人(総4)

 

 試合序盤から「中大とタイプが似ていてやりにくいチーム」(荻野コーチ)というように、神奈川大のディフェンスに苦しめられる。開始早々先制を許すと、相手の素早いパスワークについていけずフロントコートへなかなかボールを運べない。そんな中、#99浅見のアシストで#28鶴巻がアウトサイドシュートを連続で沈め点を稼ぐと、#2大﨑翔太(総2)もバスケットカウントを決め、相手を一気に突き放そうと試みる。しかし第2ピリオド、「大事な場面でのフリースローを確実に決められなかった」(#71沼倉)と相手のミスを誘って得たフリースローを何本も外してしまう。結局、大きな点差をつけられず30-22で前半を折り返した。

 

▲#99浅見は安定感あるプレーでチームを引っ張った

 

 後半も一進一退の攻防が続く。#14久岡がドライブでインサイドに攻め入ると、#13中村もゴール下の激しいリバウンドに体を張って参加し、相手の追随を許さない。しかし試合終了間近、ファウルゲームを仕掛けられた中大は2本のフリースローを与えてしまう。このうち1本を決められ、ついに1点差まで詰め寄られる。残り10秒、緊迫した空気の中、神奈川大がタイムアウトを要求。「ラストプレーは#28鶴巻さんでいこうと話していた」(#71沼倉)と追加点を目指す中大だったが、相手にわずかな隙を突かれ再びボールを奪われる。間一髪のところで#99浅見のパスカットで失点を防ぎ、タイムアップ。大接戦の末、53-52のロースコアで勝利を収めた。

 

▲#13中村の積極的なリバウンドに会場からは歓声が沸き起こった

 

 ベスト8入りを決めた中大だが、今試合では重要な場面でのシュート率の悪さが目立つ、課題が残る試合内容となった。次戦は昨大会の準々決勝で敗れた東海大。「120%の力を出し切ることが必須。今年は勝ちにいく」(荻野コーチ)。1部強豪を相手にどれだけ戦えるか。ベスト4入りを目指し、ディフェンスメインの中大プレーで下剋上を狙う。

 

◆試合結果

〇中大53(14-14、16-8、15-16、8-14)52神奈川大●

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部