バスケットボール部

バスケットボール部・第33回京王電鉄杯対明大

2017年04月17日

4月8日 エスフォルタアリーナ八王子

 

京王電鉄杯優勝! 新体制後初タイトル

 

 3日間にわたって熱戦が繰り広げられた今大会も最終日をむかえた。運命の決勝戦、Bブロック1位の中大は、Aブロック1位の明大と対戦した。序盤は明大の高さあるプレーに苦戦したものの、中大の最大の武器であるディフェンスで1部所属の相手に物怖じせず積極的に攻める。その結果80-64で明大を撃破し、京王電鉄杯優勝を果たした。昨年のリーグ戦で悔しい思いをした中大だったが、新体制後初タイトルに「自信になった」(#99浅見)と今大会を最高な形で終え、来月から行われるトーナメント戦へと弾みをつけた。

 

 

 ▲表彰を受ける#6柿内主将(左)、#9阿部(中)、#99浅見

 

スターター #13中村功平(総3)、#14久岡幸太郎(商3)、#22足立翔(商2)、#71沼倉壮輝(経2)、#99浅見陸人(総4)

 

 試合は序盤から一進一退の攻防に。明大の高さある素早いパスワークに苦戦し先制を許すと、なかなかボールを奪えない。さらにゴール下では激しいぶつかり合いで拮抗した展開になる。そんな中、この日からチームに合流した#6柿内輝心主将(法4)のアシストで#99浅見がスリーポイントシュートを沈め、少しずつだが得点を重ねていく。第1ピリオドを12-13のロースコアで終える。  逆転し点差を広げたい中大は、第2ピリオド開始直後に「(今大会)自分たちはチャレンジャーな気持ちで、思いっきりプレーをしたい」と#13中村が正確なジャンプシュートで射抜くと、#21藤井裕太(商3)も果敢にドライブで攻め込み相手を翻弄する。さらに#0肥後将俊(経3)の合わせで順調に得点を重ねる。もつれたこぼれ球や落ちたシュートも拾いきると、徐々に中大らしいプレーが飛び出る。その結果、このピリオドで相手の得点を12点に抑え、39-25の大差を付けて前半を折り返した。

 

 

 ▲安定したシュートで得点を重ねる#13中村

 

 後半も完全に中大ペースに。第3ピリオド、#99浅見がアウトサイドからシュートを連発すると勢いが止まらない。#99浅見はこのピリオドで9得点をあげ、チームに流れを引き寄せる。また「チームディフェンスがこれほど機能すると思わなかった」(荻野コーチ)と1対1の場面でもしっかり守り切る、中大最大の武器であるディフェンス力が光る。第4ピリオドも、相手に激しいプレッシャーをかけミスを誘って得たフリースローを確実に沈めると、最後まで大きな失点もなく試合終了。80-64で圧勝し、京王電鉄杯優勝を果たした。「初タイトルをとりたいっていう思いで練習をしてきた」(#99浅見)と、試合後選手の顔には安堵(あんど)した表情が見られた。

 

 

 ▲後半、大活躍でチームを勢いづけた#99浅見 今大会の最優秀選手賞を受賞  

 

 今大会の最優秀選手賞には#99浅見が選ばれた。自身のプレーを評価されたことに喜びを感じると同時に「自分1人のプレーじゃなくて、(チーム)みんなのプレーのおかげで取れた」とチームメイトに感謝の言葉を述べる。さらに「(今年は)リーダーとしてチームを引っ張る立場になるので、もっとリーダーシップを発揮したい」と受賞に満足することなく、既に前を見据えている。  来月からは、いよいよ春のトーナメント戦が始まる。今回の優勝を弾みにどこまで進むことができるか。「(優勝に向け)まずは一つずつ勝ちに行く」(荻野コーチ)。勢いに乗る中大の今後の活躍に期待したい。

 

◆試合結果 〇中大80(12-13、27-12、26-18、15-21)64明大●

◆大会結果 ①中大②明大③専修大

◆個人賞 最優秀選手賞=浅見

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部