バスケットボール部

バスケットボール部・第92回関東大学バスケットボールリーグ戦 対順大②

2016年10月28日

10月22日 東洋大総合スポーツセンター

力の差を見せつけ 競り勝ち

 熱戦が繰り広げられているリーグ戦2巡目も、いよいよ後半に差し掛かる。ここまで11勝3敗で2位を堅持している中大は、7位の順大と対戦。1部昇格を目指す中大にとって、確実に勝ちたい一戦だったが、序盤からなかなか点差を付けられず苦戦。さらに度重なるアクシデントに見舞われ、終始試合は波乱な展開となった。それでも中大持ち前のディフェンスで力の差を見せつけ、67-62で競り勝った。

▲シュートを確実に決める#28鶴巻

スターター #15八木橋直矢主将(総4)、#7森知史(法4)、#13中村功平(総2)、#28鶴巻啓太(法2)、#99浅見陸人(総3)

 試合は前半から白熱する。試合開始30秒に#13中村がシュートを決め先制。#28鶴巻、#7森もドライブで切り込み、外から確実にシュートを決める。しかし相手のディフェンスに苦戦し、試合の主導権を握ることができない。そんな中、#15八木橋主将が相手選手と激しくぶつかり、負傷するアクシデントが起きる。それでも自ら得たフリースローを確実に決め点を稼ぎ、第1ピリオドを16-16で終えた。

 第2ピリオドでも、思うようなプレーができない。動きに硬さが見えた中大は隙を突かれ、連続失点を許す。#28鶴巻のスリーシュートでなんとか持ちこたえるも、一定の点差から抜け出すことができない。その後も得点を伸ばすことができず、31-28で前半を折り返す。

▲第3ピリオドで11得点をあげ、チームに貢献した#7森

 しかし後半から流れが変わる。「どうしようもない時に攻めようという気持ちがあった」と、#7森の勢いが止まらない。#7森はこのピリオドで11得点をあげ、悪い流れを断ち切る。#28鶴巻も速攻で点を稼ぐと、#6柿内輝心(法3)を起点とした素早いパスワークで相手を翻弄する。ゴール下での激しい攻防で相手のミスを誘って得たフリースローも確実に決め、徐々に点差を開く。良い流れを引き寄せていた中大だが、ここで再びアクシデントが起こる。#99浅見のファールをめぐり、審判への抗議で試合が一時中断する展開に。しかし度重なるアクシデントにも「選手が互いに冷静に、気持ちを切らずにやろうと声をかけていた」と荻野コーチ。試合再開後も冷静なプレーで得点を重ね、55-47と引き離す。

 むかえた最終ピリオド。♯15八木橋主将、#28鶴巻の連続スリーで相手をさらに突き放すも、相手にバスケットカウントを取られ一時は3点差に追いつかれる。しかし試合終了間際、#99浅見のシュートが決まりそのままタイムアップ。相手に力の差を見せつけ、67―62で接戦を制した。

 現在、混戦の2部リーグ戦。2位を堅持している中大も、油断はできない。「残り三戦を全勝し、絶対に入替戦に行く」(#7森)。中大の1部昇格を懸けた試合から、目が離せない。

◆試合結果

中大67(16-16、15-12、24-19、12-15)62順大●

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部