バスケットボール部

バスケットボール部・第92回関東大学バスケットボールリーグ戦 対日体大②

2016年10月21日

10月16日 駒大玉川キャンパス

日体大に完勝! エース鶴巻が29得点

 リーグ戦3連勝中の中大は、1部昇格争いのライバルとされる日体大との直接対決を迎えた。日体大は勝ち星2つ差で中大を追いかける状況で、中大としては何としてもここで叩いておきたいところ。中大は激しいディフェンスで日体大のミスを誘い、終始試合を優位に進める。エース#28鶴巻啓太(法2)、インサイドの要#7森知史(法4)がそれぞれ20得点以上をあげる活躍もあり、快勝した。

#6柿内

▲シュートを放つ#6柿内

スターター #15八木橋直矢主将(総4)、#7森、#13中村功平(総2)、#28鶴巻、#99浅見陸人(総3)

 「相手のガードを潰そう」(荻野コーチ)。開始直後からガード陣を中心に日体大に激しいプレッシャーをかける。#99浅見のゴール下であっさり先制すると、オールコートでディフェンスを展開。#13中村が連続スティールをするなど好ディフェンスを連発し、#7森のインサイドや#28鶴巻のスリーポイントにつなげる。開始5分強で24-9としたところで日体大はたまらずタイムアウトを請求。その後、オフェンスの停滞はあったものの第1ピリオドを10点リードして終える。

 第2ピリオドは日体大もディフェンスのプレッシャーを強め、両チーム激しくやり合う。#7森がセカンドショットをねじ込むなど奮闘するも、なかなか得点が伸びない。しかし「ディフェンスだけはぶれないように」(荻野コーチ)タイトなディフェンスを継続。簡単には流れを渡さない。終了間際に日体大にリバウンドをタップで押し込まれたものの、変わらずリードして試合を折り返す。

#24小林

▲#24小林は途中出場で安定したプレーを披露した

 日体大のスリーポイントで幕が開けた後半だったが、#13中村がすぐさまスリーポイントで返す。その後、#13中村が4つ目のファウルを犯しベンチに下がったものの、#7森のバスケットカウントや、速攻から#28鶴巻が連続で決めるなど、春先から中大が弱いとされてきた第3ピリオドで日体大を突き放す。

 第4ピリオドに入ると#15八木橋主将もファウル4つで交代し、スタメンガード2人がファウルトラブルに陥ってしまう。しかし、#6柿内輝心(法3)、#24小林千真(法3)の3年生コンビがしっかりとカバー。相手のディフェンスの圧力をいなして、安定したゲームメイクを見せる。残り5分を切ってからも#28鶴巻の2本のスリーポイントなどで加点しタイムアップ。結局、試合開始から一度も相手にリードを許さない完勝だった。

盛り上がるベンチ

▲第3ピリオド、#7森がバスケットカウントを獲得し、思わずベンチの選手も立ち上がる。この日1番の盛り上がりをみせた

 エースの復調が大きい。「これまで全然シュートが入らなくてみんなに迷惑をかけていた」と#28鶴巻本人が語るように、スリーポイントの成功率は前日までのリーグ戦13試合で64本打って13本成功の約20%に留まっていた。荻野コーチにも「このままではやべえぞ」と声をかけられた。しかし、この試合ではスリーポイント4本を含む両チーム最多の29得点。#28鶴巻は「入ってよかった」と淡々と振り返ったが、試合中は相手にとって脅威であり続けた。また、荻野コーチは、外角のシュートだけでなくドライブなどでゴールに向かっていくプレーが増えた点を評価。「プレーの幅が広がっている」とその成長を認める。ドライブで相手を引き付け、味方を生かすことでこの試合アシストの数も両チーム最多の6を数えた。

 リーグ戦あと4試合を残してここまで11勝3敗。全勝で首位を独走する大東大とは差があるものの、中大は入替戦出場権を獲得できる2位を守り続けている。この日、国士大と日体大が6敗目を喫し2位争いから脱落。中大を負うのは勝ち星1つ差の江戸川大だ。「ここからは江戸川大との我慢比べ」と荻野コーチ。最終週には1巡目で敗れた国士大と大東大との対戦も控えるが、#28鶴巻は「とにかく一戦一戦」と足元を見つめる。今季最大の目標である1部昇格へ一歩一歩近づいていく。

#28鶴巻 ]

▲速攻を決める#28鶴巻。大きな存在感を示した

◆試合結果

中大83(29-19、16-16、22-16、16-17)68日体大●

次戦の対順大は、東洋大総合スポーツセンターで10月22日(土)17時40分試合開始予定です!

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部