バスケットボール部

バスケットボール部・第92回関東大学バスケットボールリーグ戦 対東洋大②

2016年10月12日

10月9日 日体大世田谷キャンパス

苦しみながらも守り勝ち

 前日に連敗を3で止めた中大は、再び連勝の勢いを作るべく東洋大と対戦。シュートの不調や審判の厳しいジャッジなどが重なり、苦しい展開を強いられるも、持ち前のディフェンス力で相手を封じ、勝利を収めた。

#7森

▲レイアップをする#7森

スターター #15八木橋直矢主将(総4)、#7森知史(法4)、#13中村功平(総2)、#28鶴巻啓太(法2)、#99浅見陸人(総3)

 試合は序盤から重たい展開になる。両チームともになかなかシュートが決まらない中、中大はディフェンスリバウンドが取れない。東洋大にセカンドチャンスからの失点を許してしまう。さらにオフェンスではターンオーバーを連発。#13中村のスリーポイントや#71沼倉壮輝(経1)のインサイドで何とか得点を取るも、波に乗れない。

 第2ピリオドに入っても、ほとんどのシュートがリングにはじかれ、得点を伸ばせない。さらに「審判とのフィーリングが合わなかった」と荻野コーチが語るように、きわどいプレーでもことごとく中大のファウルを取られ嫌な空気に。堅い守備で相手オフェンスを封じ込めていた中大だったが、残り30秒でバスケットカウント、スリーポイント、フリースローを立て続けに決められ、連続7失点。22-28というかなりのロースコアで前半を折り返す。

#15八木橋

▲#15八木橋主将はオフェンスだけでなくディフェンスでも安定したプレーでチームを引っ張る

 第3ピリオドも厳しい判定が続く中で#7森のバスケットカウントなどで追い上げると、#15八木橋主将のスリーポイントで逆転に成功。さらに#99浅見の1対1などで加点する。東洋大も終了間際にスリーポイントを決める粘りを見せ1点リードで勝負は最後の10分へ。

 最終ピリオド、開始数秒で#33三上侑希(法1)がスリーポイントを決める。荻野コーチが試合後に「あれはデカかった」と振り返るルーキーの一撃で一気に突き放しにかかる。その後、ファウルトラブルで前半までプレータイムが短かった#28鶴巻を中心とした攻めで相手ディフェンスを翻弄。最後は攻守ともに力の差を見せつけた。

#28鶴巻

▲シュートを放つ#28鶴巻

 試合後「壊滅的にシュートが入らなかった」と荻野コーチは苦笑いを浮かべながら「そんな中で悪いなりに(前半東洋大を)28点に抑えられた」とディフェンスを評価。ただ「リバウンドが取り切れずにセカンドチャンスを与えた」と反省を口にした。

 オフェンスの不調、ファウルトラブルなどが重なり厳しい試合だったが、#15八木橋主将が「こんな展開でも勝ち切れた」と語れば、インサイドで奮闘した#99浅見も「ディフェンスは良かった。オフェンスは重たかったけど、前半耐えて、後半は気持ちよくできた」と収穫を口にした。長丁場のリーグ戦も後半戦に入り、選手たちの疲労やけがの具合も気になるところで、苦しい試合を勝利で乗り切れた意味は大きい。

次週は昨年まで1部リーグの法大、現在中大と2位争いを繰り広げる日体大との直接対決が待ち受ける。「来週はこのリーグ戦1番の週になる。この1週間をどう過ごすか。しっかりコンディションを整えて悔いのないように」と荻野コーチ。#99浅見も「やっぱりディフェンスから。一戦一戦頑張って勝つ」と意気込む。リーグ戦残り6戦。1部昇格へ負けられない戦いは続く。

応援席

▲盛り上がる応援席

◆試合結果

中大63(13-11、9-17、19-12、22-13)53東洋大●

次戦の対法大は、駒大玉川キャンパスで10月15日(土)17時40分試合開始予定です!

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部