バスケットボール部

バスケットボール部・第56回関東大学バスケットボール新人戦 決勝 対青学大

2016年06月14日

6月12日 国立代々木競技場第二体育館

リーグ戦に向け、課題見えた準優勝

運命の決勝戦。ここまで順調に勝ち上がってきた中大だが、準決勝で昨年の王者である筑波大を下した青学大に64-84で敗れた。リードを許していたものの、前半までは逆転可能な点差で必死に耐える。しかし第3ピリオドで大きく差をつけられ、新人戦を悔しい準優勝で終えた。

▲表彰を受ける#14久岡

スターター 

#13中村功平(総2)、#14久岡幸太郎(商2)、#28鶴巻啓太(法2)、#33三上侑希(法1)、#70沼倉壮輝(経1)

 序盤から好調だった。#70沼倉がゴール下で得点を決めると、#13中村が外から加点。中と外からバランスよく相手を揺さぶる。拮抗する試合展開の中、#33三上がファールをもらってスリーポイントを決め、バスケットカウントからの4点プレーを見せる。18-20と2点のリードを許し、第1ピリオドを終える。

▲#33三上はスリーポイント王を獲得。2位の青学大の納見は明成高校の同期。「今度は試合に勝った上で受賞できたら」

 第2ピリオドでも、開始直後に#33三上がスリーポイントを2本決めると、逆転に成功。#70沼倉も「自分の持ち味はリバウンド。そこでチームに貢献したい」と、リバウンドからシュートチャンスを多く作る。青学大に再度逆転を許したものの、34-39と5点のビハインドで試合は後半戦へ。

▲#70沼倉はこの試合トータル17回ものリバウンドを取る

 第3ピリオドで流れは大きく青学大へ傾く。中大は「行けるところまで行こうと交代をほとんどしなかった」(荻野コーチ)ことからフィジカル・体力に差が出はじめ、リバウンドや速攻を相手に許してしまう。「全員でリバウンドを取ることの意識」(#28鶴巻)が足りなかった。また、前半は徹底的にマークしていた相手のシューターへのディフェンスも、後半になるとズレが生じて加点される。48-63と点差は15点に開いてしまう。

 最終第4ピリオド、前半の1年生の活躍を見て、2年生が積極的に攻める。#14久岡のドライブインや#28鶴巻のアウトサイドシュートで追い上げを図り、要所でシュートは決める。しかし連続して得点は得られない。64-84と最後は20点差を付けられての完敗だった。

▲#28鶴巻はアウトサイドシュートで活躍

 準優勝で終えた新人戦に「次につながる課題が見えた」(#13中村)。後半にフィジカル面の弱さから引き離されてしまった。荻野コーチも「体の重要性、馬力の違いを感じた」と反省点を上げる。

 秋のリーグ戦には3、4年生も加わる。今回の1,2年生だけでの準優勝という結果は3、4年生にも大きく影響するだろう。課題を克服しつつ、準優勝という経験をリーグ戦にもつなげて、一部昇格を目指す。

◆試合結果

●中大64(18-20、16-19、14-24、16-21)84青学大○

◆大会結果

①青学大②中大③筑波大

◆個人賞

スリーポイント王=三上

優秀選手賞=三上

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部