バスケットボール部

バスケットボール部・第65回関東大学バスケットボール選手権大会5~8位決定戦 対明大

2016年05月09日

5月7日 国立代々木第二体育館

耐えて勝利の中大、5位決定戦へ!

 準々決勝で敗れた中大は5~8位決定戦の初戦で、1部リーグに所属する明大と対戦した。試合は立ち上がりで中大が攻守にハードワークを見せ、大きくリードする。しかし、徐々に明大ペースに。何度も1点差まで追い詰められたが、何とかこらえて勝利。翌日の5位決定戦への進出を決めた。

レイアップを決める#28鶴巻

▲速攻からレイアップを決める#28鶴巻。この試合17得点を稼いだ

スターター

#6柿内輝心(法3)、#7森知史(法4)、#15八木橋直矢主将(総4)、#28鶴巻啓太(法2)、#99浅見陸人(総3)

 開始直後から中大の選手たちが勢いを見せつける。#7森のインサイドを攻めて先制すると、厳しいプレッシャーディフェンスを展開し、相手のミスを誘う。シュートも好調で、#6柿内が立て続けにスリーポイントを決めると、#28鶴巻も負けじとこのピリオド2本目のスリーポイントを沈める。攻撃のリズムを作ったのはやはりディフェンスだった。荻野コーチが「特に最初の8分間は相手を一桁得点に抑え、素晴らしかった」と振り返ったように、厳しく相手に当たることで中大ボールの時間を増やした。10分間で相手をわずか12点に封じ、第1ピリオドを終える。

 第2ピリオドに入ると明大も前回大会4位の片りんを見せ始める。1対1や速攻を中心に得点を奪う明大に対し、#13中村功平(総2)の泥臭いプレーや#28鶴巻のシュートで対抗。しかし点差は徐々に縮まり一桁に。それでも前半終了のブザーと同時に#33三上侑希(法1)がスリーポイントを射抜き46-35の11点リードで前半を終える。

フローターシュートを放つ#6柿内

▲フローターシュートを放つ#6柿内

 後半に入ると完全に明大ペース。中大が立て続けにミスを犯したところにつけ込み、明大は確実に得点を重ねる。一方の中大は悪い流れを修正できず、シュートもなかなか決まらない。リバウンドもことごとく相手に奪われる苦しい展開。一時は#7森、#99浅見の連続バスケットカウントで流れを引き戻したかのように見えたが、その後相手に連続して合わせを決められ、リードはわずか1点となり最終ピリオドへ。

 第4ピリオド、「受け身にならないよう」(荻野コーチ)臨んだが、なかなかリバウンドが取れず我慢の時間帯が続く。#13中村の速攻などで得点を奪っても、何度も1点差に迫られる。そんな空気を振り払ったのは#33三上だ。残り時間が迫る中、3点リードの状態で#33三上が放ったスリーポイントはネットに吸い込まれた。時間と点差を考えると大きな一撃だった。その後、残りが1分近くなったところで、明大は時計を止めるためにファウルゲームに出る。そこで得たフリースローを#99浅見らが安定して決め切り、勝負を決定づけた。76-70。この1部校への勝利は、前回大会の8位を超えるというチーム目標を達成させる1勝だった。

第4ピリオド、スリーポイントを沈める三上
▲第4ピリオド、#33三上がスリーポイントを決めて明大を突き放す。1年生ながらチームに欠かせない存在だ

 「東海大戦と同様に前半いいゲームをして、第3ピリオドで崩れた。でも今日は立て直すことができた」と#33三上。今日決めた4本のスリーポイントはいずれも貴重な1本だったが「試合を通して、大事な場面での確率は100%に近付けたい。まだまだ練習が必要」と目指すところは高い。

 5位決定戦では昨年1部リーグで躍進した専大との対戦だが、「やるからには5位を狙う。とにかくディフェンスをしっかり」と荻野コーチ。さらなる下剋上を狙う。

◆試合結果

〇中大76(30-12,16-23,10-20,20-15)70明大●

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部