バスケットボール部

バスケットボール部・第32回京王電鉄杯3日目7、8位決定戦 対日大

2016年04月22日

4月17日 エスフォルタアリーナ八王子

前半互角も、後半「魔の2分間」で敗戦

▲今大会#6柿内は多くのプレータイムを得た

 京王電鉄杯は3日目最終日を迎えた。前日までの予選ブロックを4位で通過した中大は日大との7、8位決定戦に臨んだ。今年からリーグ戦1部で戦う相手に対し、タイトなディフェンスで食らい付く中大。前半は互角の展開だったが、後半出だしのつまずきが響き敗れ、今大会を8位で終えた。

スターター 

#2大崎翔太(総1) #6柿内輝心(法3) #7森知史(法4) #14久岡幸太郎(商2) #28鶴巻啓太(法2)

 前半は攻守の移り変わりが早い展開となったが、#7森のミドルシュートなどで着実に加点。ディフェンスでは「(中大は相手より)身長が低い分、高さを運動量でカバーしよう」(荻野コーチ)と前から相手にプレッシャーをかけ、日大のミスを誘発した。個々の能力の高い日大も要所でアウトサイドシュートを沈め、中大を引き離そうとするが、#28鶴巻が積極的に1対1を仕掛け食らい付く。前半終了間際には#6柿内がスリーポイントを決めて同点でハーフタイムを迎えた。

▲多彩なガード陣の中で「ディフェンスと走り」を武器にする#13久岡

 第3ピリオド、開始早々つまずく。相手にスリーポイントを決められると、ミスから速攻を決められる。さらにもう1本スリーポイント、再びミスにつけ込まれ速攻を許し、開始2分で差は一気に10点に開いた。思わずタイムアウトを取った中大ベンチだったが「第3ピリオドの頭が全て。最終的な点差につながった」と荻野コーチが試合後に振り返るように、流れも日大に傾くまさに「魔の2分間」となった。

 その後、#6柿内や#14久岡のガード陣を起点に反撃を試みるも、中外ともに個人技や高さで勝る日大相手になかなか点差は詰まらない。第4ピリオドも#33三上侑希(法1)のスリーポイントや#7森の攻めで粘ったが、日大に地力の差を見せつけられ屈した。「勝ち切れないところが自分たちの弱さ」と#14久岡。選手たちは後半の入りを悔やんだ。

▲期待のルーキー#2大﨑

 収穫もあった。荻野コーチは「やるべきことをやる姿勢は見られた」と語る。また、大会を通して今まで出場機会の少なかった選手や1年生も多く出場し、存在感を示した。中でもルーキーながら5試合のうち3試合でスターターを務めた#2大崎は「自分の仕事はできなかった」としつつも「1年生だし、積極的に思い切ってプレー」してチームに貢献した。

 2週間後にはトーナメントが控える。昨年は強豪青学大を下してベスト8に進出した大会だ。「まずはベスト8にいくこと」(荻野コーチ)。今大会の収穫と課題を胸に上位進出を目指す。

◆試合結果

●中大75(18-19、21-20、14-29、22-19)87日大〇

◆大会結果

①専大②青学大③慶大⑧中大

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部