バスケットボール部

バスケットボール部・第91回関東大学バスケットボールリーグ戦対神奈川大

2015年10月19日

10月18日 日体大世田谷キャンパス

 

延長戦の敗北、リーグ戦苦しい戦いが続く

 

 前日までに5勝8敗の5位で、すでに2位以上に与えられる1部リーグへの入れ替え戦進出の可能性が消滅している中大。残り試合で一つでも多くの勝ち星を積み上げるべく、ここまでリーグ最下位に沈んでいる神奈川大と対戦した。試合は中盤以降相手にペースを握られる。何とか追い付き延長戦に持ち込んだ中大だったが、惜しくも敗れた。

 

スターター #9阿部龍星(商2) #15八木橋直矢(総3) #25森知史(法3) #27宍倉光(法4) #28鶴巻啓太(法1)

 

 試合開始早々#27宍倉のミドルシュートで先制すると、#15八木橋を中心にタイトなディフェンスを展開。相手が中大ディフェンスに手を焼く中、オフェンスでは#25森、#27宍倉のインサイドにボールを集めて得点を重ねた。相手にカウンターを許し2度バスケットカウントを与えるなどのミスもあったが、安定した試合運びで第1ピリオドを18-12で終えた。

 

 第2ピリオドは相手のペースで進み、一時は同点に追い付かれるも、#27宍倉がオフェンスリバウンドに積極的に絡むなどの活躍で流れを呼び戻し再びリード。34ー28の6点差で試合は後半へ。

 

 後半は速攻で#6柿内輝心(法2)から#25森への合わせ、#25森のゴール下で先手を取る。しかしそこから試合は一気に神奈川大ペースに。相手の堅いディフェンスに中大の選手たちのボールが止まっている間に、着実にミドルシュートを決められ同点に追い付かれると、その後も相手のシュートが落ちず、4点ビハインドで第3ピリオドを終えた。

 

 第4ピリオド開始後も中大はなかなか流れをつかめない。相手は確実にディフェンスリバウンドを取ると、オフェンスでも確実チャンスをものにし中大を突き放しにかかる。しかし、残り2分神奈川大に6点リードされた場面から#6柿内が爆発する。「自分がやるしかない。自信はあった」と本人が振り返るように、個人技からミドルシュートを3本連続決めてあっという間に同点に追い付くと、#6柿内のアシストで#28鶴巻がシュートを沈め残り40秒で逆転に成功。ところが神奈川大にシュートを返され同点となり、40分で決着がつかず、勝負は5分間の延長戦へ。

 

 延長戦は息の詰まる緊迫した展開になるも、神奈川大がフリースローを確実に決めて一歩リード。ところが、残り20秒で#14鈴木夕介(商4)がスリーポイントを沈め、2点差に。さらに、#15八木橋がスティールに成功しラストワンプレーを中大ボールで迎える。しかし、最後は相手の堅いディフェンスを前に#14鈴木が決めることができずタイムアップ。70-72での敗戦となった。

 

 手痛い敗戦で順位は7位に下がった。長丁場のリーグ戦も残り4試合。上位チームの日大、大東大との対戦も残っている。しかし、#6柿内は「一人だけが良くても勝てない。チームみんなでやっていく」と語り「残り試合全勝して勝率を5割にしたい」と前を向いた。残り4試合で中大バスケの意地を見せられるか。

 

◆試合結果◆

●中大70(18-12、16-16、12-22、19-15、5-7)72神奈川大○

 

記事:「中大スポーツ」新聞部