馬術部

馬術部・関東学生春季大会パートⅡ 東都トーナメント・新人競技

2016年05月05日

4月8日 日本中央競馬会馬事公苑

人馬ともに好調! 2大会で入賞

 8日に行われた関東学生春季大会。新人障害競技では団体3位、東都トーナメントでは準優勝。5月の関東選手権、そして6月の関東インカレに向けて上々のスタートを切った。

 午後に行われた東都トーナメントは4人馬で争い、勝ち点の多い方が勝ちとなる。初戦は東農工大に3-1で快勝。準優勝はインカレ王者の日大と対戦。勝ち点は2-2のドローだが、なんとか減点差で勝ち上がった。いい流れで決勝に臨んだが、東農大に1-3で敗北した。すべての日程を1日でこなし、選手も馬も疲労をためながらも、納得の準優勝を収めた。

 チームを前で引っ張り、後ろから支えた二人が、チームを準優勝へと導いた。若松和也主将(文4)と松尾陽輝(文4)だ。  チームの第一走行を務め、中大を引っ張る走行をしたのは若松主将。トーナメントを通して総減点0の走行で、優秀選手賞を受賞した。そして勝ち点の少ない場面でも、チームの最終走行者として構えていた松尾。1-2の場面でも「当たって砕けろの意識」の走行でチームに点を入れた。  そんな頼れる4年生コンビに、東都トーナメントを振り返ってもらった。

▲賞状とトロフィー、メダルを手にする松尾陽輝(文4)と若松主将

―大会の感想は

若松「決勝まで行けたので、勝ちたかったですね。やっぱり悔しい」

松尾「大学1位の日大に勝ててうれしい反面、決勝ではふがいない走りをしてしまったことが悔しいです」

―この日の調子は

若松「とてもよかったです。前の走行の動画を見ながら、もっと早く行けると思うくらい。自分の調子ももちろん、馬の調子も良くて、助けてもらえました」

松尾「3日前に乗り始めた馬で、何とか合いはじめたという感じでした。ミスはありながらも、馬がカバーしてくれました」

―日大戦(○中大2-2 総減点4-12)の勝因は

若松「初戦と同じコースを回れたこと。コースへの慣れもありました」

松尾「最終走者だったんですけど、若松しか勝っていない状態で走順が回ってきて。勝ち負けが自分にかかっていたので、当たって砕けろと言う気持ちで走ったら、いい走行ができました」

―決勝戦(●中大1-3東農大○)については

若松「午前の新人戦から、午後のトーナメントまで1日で4戦走ってもらって馬にも疲労があったと思います。ハードルもどんどん高くなっていくので」

松尾「今回自分が乗った白光は、120㌢のハードルに対して、まだ経験が少なかった。練習で調整しきれなかった、自分のふがいなさが出てしまいました」

―若松主将は優秀選手賞を受賞

若松「前の大会で1番障害で止まってしまい、このままだと(今大会)馬に乗せてもらえないと思って、大会前に気合を入れなおしました。大会中は他大の試合を見ながら、自分が満点の走行をすれば勝てると思いました。そのおかげで減点0の走行ができたのかもしれません」

―互いの走行を見て

若松「勝負強くはないけど、低い障害をそつなく超える」

松尾「馬に合わせて、障害を飛び越える。いい調子で行けたら、関東大会でも好成績を目指せそう」

―関東学生の目標は

若松「やっぱり優勝ですね」

松尾「出場して、チームに貢献したいです」

 この日の午前に行われた新人障害競技では、団体3位に入賞。東都トーナメント・新人障害競技ともに入賞し、新チームの選手層の厚さがうかがえた。

◆大会結果

▼新人障害競技

①日大②専大③中大

▼東都トーナメント

1回戦対東農工大 ○中大3-1

準決勝対日大 ○中大2-2(減点4-12)

決勝対東農大 ●中大1-3

①東農大②中大 優秀選手賞=若松主将

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部