軟式野球部

軟式野球部・東都学生軟式野球秋季リーグ戦 対東洋大川越戦

2017年09月23日

9月20日 朝霞中央総合野球場

全日本のリベンジへ 開幕白星発進

 全日本でまさかの初戦敗退に沈んだ中大。「全日本のリベンジをする」(濱谷悠平主将・経3)と昨年逃している秋リーグ、東日本のタイトル奪取に向け、秋リーグの初戦に臨んだ。試合は3回に中大が濱谷主将の中犠飛で先制すると、先発の福冨旅史(総3)は東洋大川越打線を9回3安打無失点に抑え、開幕白星発進となった。

 

 福冨は初回からピンチを背負う。簡単に二死としたもの、連打を浴び二死一、三塁と攻め立てられる。しかし「全日本では先制点を相手に取られたので、先に失点しないように投げました」(福冨)と後続をしっかり断ち、無失点で切り抜ける。 中大打線は二回、奥澤尭大(商3)、佐藤玄太(商2)の連続安打で無死一、二塁と先制の好機をつかむ。一死後水谷紘輝(商2)が遊撃内野安打で続き一死満塁としたものの後続が打ち取られ、チャンスを生かせない。

 

▲先発の福冨

 

 三回、中大は先頭の鈴木太郎(経2)が中堅への三塁打で出塁。無死三塁と絶好の好機を迎える。すると濱谷が初球を捉えると、打球は中堅深くへのフライに。中堅手が捕球するも、鈴木が悠々と生還し、中大が先制する。

 

 福冨は二回以降、危なげない投球でスコアボードに「0」を並べていく。六回に一回以来の安打を許したが、この回も無失点に抑え、快投を続ける。中大も先制した三回以降も毎回安打を放つも好機を生かすことができない。五回には一死二、三塁でクリーンアップを迎えたが小林は浅い右飛に、奥澤は遊ゴロに倒れ、追加点をあげることができない。

 

 なかなか追加点をあげられない中、八回に待望の追加点をあげる。二死から三番小林大祐(経3)が放った打球は中堅手の頭上を越え、小林は快足を飛ばし一気に本塁へ。東洋大川越の中継プレーの乱れもあり、小林が生還し中大に待望の追加点が入る。

 

▲追加点をあげた小林

 

 福冨は九回もマウンドに上がる。失策で走者を背負うもきっちり無失点に抑え、完封勝利。東洋大川越打線から9個の三振を奪う好投を見せた。

 

 「全日本の負けから、もう一回切り替えて勝てた」と濱谷主将も開幕戦勝利にほっとした表情を浮かべた。一方試合には勝利したが、2失策でピンチを背負う場面もあった。岩下監督は「全日本までの緊張感が薄れている」とチームの雰囲気に苦言を呈した。  また打線も全日本からチャンスであと一本出ない場面が続いている。全日本では相手にワンチャンスをものにされ惜敗。追加点をあげた小林は「秋のポイントは相手のミスを逃さないこと」とリーグ制覇に向けての課題を語った。

 

◆試合結果◆

東洋大川越=000000000=0

中   大=00100001X =2

 

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部