軟式野球部

軟式野球部・東都学生軟式野球春季リーグ戦対文教大

2016年04月30日

4月27日・越谷市民球場 劇的なサヨナラ勝ち

▲サヨナラ勝ちに喜ぶ選手達

 約1週間前、同じ文教大に完封負けした中大。その悔しさを晴らすため、試合に挑んだ。しかし相手は「しっかりまとまっているチーム」(田中右真主将・経4)であり、簡単には勝たせてはくれない。3点リードで迎えた9回、あっという間に4失点し逆転される。しかし「最後まで諦めなかった」(岩崎監督)と、中大はその裏に逆転し、勝利を掴んだ。

 試合が動いたのは6回。まず先頭打者の栗原崇人(文3)が四球で出塁する。その後の濱谷悠平(経2)、秋山広樹(商3)は中飛、遊飛で倒れるも、姫嶋和樹(商3)が好走で失策を誘い、2死一、三塁。続く4番山木敦司(法3)がチーム初安打となる左安打で、三塁まで進み2点を先制した。「チャンスが少ない中で積極的に打って、結果がでて良かった」(山木)と4番の仕事を果たした。続く田中主将の打席の際、暴投で山木がホームに生還し、3得点をあげた。

 先発の栗原は、8回まで被安打2と安定した投球を見せる。しかし、9回先頭打者に安打を許し、続く打者を失策で出塁させると、制球が乱れ始めた。その後、左前安打、左安打をあび無死満塁で、押し出し四球で失点。なおも無死満塁で迎えた打者の打球は二遊間を抜け、同点に追いつかれてしまう。ここで栗原は降板し、今枝宥人(商2)がマウンドへ上がった。今枝は進塁打で逆転を許すも、何とか3人できっちり抑えた。

▲決勝点を放った奥澤

 「気持ちで負けなかった」(山木)。最後まで諦めない気持ちが、9回の逆転劇へ繋がった。先頭の山木は三振で倒れるも、田中主将が中安打で出塁。田中主将はすぐ代走に大嶋泰生(経3)を送り、大嶋は盗塁を決め、中大ベンチを盛り上げた。2死二塁で、代打に小林大祐(経2)が送られる。「チャンスの場面で自分を出してくれたことが嬉しかった。前の試合で三振だった悔しさを晴らそうと思った」(小林)と、打球は伸び中堅手の頭上を越える同点打となった。続く代打の奥澤尭大(商2)も、小林に続き決勝打を放った。

 9回の采配、控えの活躍が勝利に繋がった。「一試合ずつがアピールになる」(奥澤)と、控え選手は少ないチャンスをものにした。小林、奥澤の活躍に「レギュラー陣もうかうかしていられない」(田中主将)と、チーム全体も刺激された。チーム内で切磋琢磨(せっさたくま)し合い、春季リーグ優勝、インカレ出場を目指す。

◆試合結果

文教大=000000004 =4

中 大=000003002x=

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部