軟式野球部

軟式野球部 東都学生軟式野球連盟秋季リーグ戦対東洋大

2015年10月16日

10月14日 川口市営球場 最終回に打線繋がる リーグ戦3連勝

9回2死満塁、2点適時二塁打を放った千葉 ▲9回2死満塁、逆転の2点適時二塁打を放った千葉

 秋季リーグ戦の5試合目は東洋大と対戦。2回に先制を許すも、中大は直後に安慶名庸(法3)の内野ゴロで同点に追いついた。ところがその後は一転して両投手の好投が続きゼロ行進。8回に失策で逆転されたが、9回2死から千葉貴瑛(文3)が逆転の2点適時二塁打を放ち、一挙5点を追加して逆転勝利を収めた。

 「中大らしさ」を象徴するような戦いだった。チームの「1点差ぐらいならひっくり返せるだろう」(渡邉友徳主将・文3)という雰囲気が、逆転劇を呼び込んだ。  中大は2回に関祐介(文3)の失策から先制点を許す。会場の川口市営球場は人工芝のフィールドだ。リーグ戦ではあまり経験のないグラウンドで、守備にほころびが出た。直後に安慶名の内野ゴロで追いついた後は、先発の福永康(文3)が好投。「相手打者に助けられた」(福永)と言いながらも、7回まで2安打に抑えて打線の援護を待つ。

 中大は4回から無安打に抑えられていたが、8回に先頭の千葉が三塁打を放ち同点のチャンスを作る。続く石井貴大(商3)の打球は浅い左飛。千葉が懸命にスタートを切ったが、本塁のクロスプレーはタッチアウト。後続も倒れて無得点に終わった。  その裏、1死二塁から関が悪送球。「1バウンド目と2バウンド目の(打球の)跳ね方が違う」(関)と人工芝特有のバウンドに苦しみ、2度目の失策で1点を勝ち越された。

 

秋山広樹(商2)が逆転のホームを踏む ▲秋山広樹(商2)が逆転のホームを踏む

 最終回、1死から関に打席が回ってきた。関が四球を選ぶと、小林大祐(経1)を代走に送る。「準備の段階からイメージトレーニングしていた」と言う小林。「100%行けると思いました」と盗塁を決めてチャンスを広げると、その後も二者連続四球で満塁となった。2死となり、打席には先ほど三塁打を放った千葉。「小林の盗塁で気持ちが入った」と初球、高めに浮いた直球を振りぬくと打球は左中間へ。土壇場の逆転劇に、千葉は二塁ベース上で喜びを爆発させた。

 一気に押せ押せムードとなった中大。石井の投前へのゴロを相手投手が取れず1点を挙げると、更に田中右真(経3)の遊ゴロ悪送球の間に2点を加えた。結局打者一巡で一挙5点を挙げた中大は、その裏を青柳達郎(法3)が3人で抑え、逆転でリーグ戦3連勝となった。

 1部に復帰して5試合を終えた中大は、3勝1敗1分けとまずまずの成績を残している。しかし「たったの3つしか勝っていない」(福永)と、驕る様子は全くない。小川智也(経3)に終盤の強さの要因を尋ねると、「最後まで諦めずにやっていく姿勢がチーム全体にある」という答えが返ってきた。他のチームにはない抜群のチーム力を武器にし、残りのリーグ戦を戦い抜く。

◆試合結果◆ 中 大=001 000 005=6

         東洋大=010 000 010=2