軟式野球部

軟式野球部 東都学生軟式野球秋季リーグ入替戦最終戦

2015年01月23日

12月19日 対亜大 町田市民球場

好機いかせず、1点に泣く

 秋季リーグ入替戦は、1勝1敗で最終戦にもつれ込んだ。春季リーグ入替戦で敗れた亜大との再戦。中大にとって、「春とは違う」(大庭有貴主将・文3)ことを証明したい試合であった。

 中大の先攻で試合が始まる。亜大は、入替戦第1戦で無得点に抑えられた投手を起用。「苦手意識がある」(岩崎監督)と、初回から3回までは凡退に終わる。4回に安慶名庸(法2)が1塁線を破る二塁打を放ち、石井貴大(商2)が四球で出塁すると、走者2、3塁の好機。しかし、ここで田中右真(経1)の放った打球が相手内野手の好守備に阻まれた。走者を返せず、無得点に終わった。

 対する相手の攻撃では、先発の青柳達郎(法2)が苦しむ。初回、3回と四球で走者を背負う展開が続いたが、「腕を思い切り振ることだけを考えて直球でいった」(青柳)と相手の得点を許さない。4回にも安打と死球で得点圏に走者を背負いながらも、後続を抑え切った。しかし5回の走者1、2塁という場面で、「最後の最後で詰めの甘さが出てしまった」と、青柳の放った球を相手打者が捉えた。打球は右中間を抜け、先制点を許してしまう。6回からは福永康(文2)が継投。8回までをそれぞれ3人で抑えた。

 迎えた最終回の表の中大の攻撃。「選手もベンチも気持ちが焦っていた」(大庭主将)と、不穏な空気が漂う。先頭打者の千葉貴瑛(文2)が死球で出塁するも、進塁できず。2死となって、打者は藤野正豪(商2)。放った打球を相手内野手が捕球したが、1塁への悪送球となった。しかし、不穏な空気が形として現れたのか、カバーに入った相手選手の2塁への送球で藤野の進塁が阻まれた。この瞬間に3死。相手の勝利が確定した。

 「どこかで1点取れていれば楽になっていただろう」(大庭主将)と、悔しさをにじませた。1部復帰が叶わず、来年度の春季リーグ戦も2部での参戦となる。来年度の全日本への道は絶たれてしまったが、「一つ一つ勝つことの重要さを改めて感じたので、もう一度やり直して新体制を作りたい」(福永)と悔しさの中でも、今後の方針を模索している。2年前に一度全日本の頂点へ上り詰めた軟式野球部。もう一度頂点を目指すためにも、立ち止まってばかりはいられない。

◆試合結果◆
中大=000000000=0
亜大=00001000×=1