「中大スポーツ」新聞部

サッカー部・関東大学サッカーリーグ戦第2部 後期第9節 対早大戦

2017年11月10日

11月5日 龍ヶ崎市陸上競技場たつのこフィールド

強豪相手に奮闘するも一歩及ばず

◆スタメン

GK 30佐川雅寛(経3)

DF 2安在達弥(商3)、3渡辺剛(経3)、5須藤岳晟(経4)、27今掛航貴(経1)

MF 28中村亮太朗(経2)、23縄靖也(商2)→67分・8早坂翔(経4)、19加藤陸次樹(商2)

FW 20野口竜彦(文2)→63分・10寺村介(商4)、12池谷友喜(商4)→77分・11石井光(経4)、9大橋祐紀(商3)

 

◆試合結果

●中大0-3早大〇

 

 今節の相手は現在勝ち点1点差の早大。勝利したチームが1部昇格にぐっと近づくが、後期8連勝中の中大はこの勢いのまま強豪早大に挑みたいところ。1試合を通してボールを持たれる時間が続き、3得点を許してしまう。巻き返しを狙い果敢に攻め込むも、1得点も奪うことができず0-3で敗北を喫した。

 

▲ボールを切り返す大橋

 

 いい緊張感の中迎えた早大戦。試合開始から両者の集中力は高く、激しい攻防戦が続く。16分、フリーキックのチャンスでこぼれ球を大橋がシュート。相手ネットを揺らすが、これは惜しくもオフサイドを取られノーゴールに。前半中盤、早大の強力なオフェンスに攻め込まれ何度かピンチを迎えるが、ここは泥臭いディフェンスでゴールを死守する。しかし前半終了間際の42分、相手の左サイドからのコーナーキックがゴール前でもつれ、こぼれ球を頭で合わせられる。先制点は早大のものとなった。1点を返したいところだったが鉄壁のディフェンス陣に阻まれ、得点0のまま前半を終える。

 

▲ドリブルで攻め込む野口

 

 後半は前半の悪い流れを断ち切りたいところだったが、55分、左サイドの隙を突かれゴール手前まで攻め込まれる。相手のシュートは幸運にも外れたが、決して油断できない流れとなった。そして65分、ついに相手の追加点を許してしまう。キーパーをかわした相手選手がゴール右手の角度のないところからシュートを決め、得点は0-2のビハインドに。「時間はまだまだある、まずは一本決めていこう」と中大の応援席からも声がかけられた。その声に応えるかのように、選手たちも集中力を高めていく。69分、ゴール前までボールを運び得点のチャンスが生まれるが、堅いディフェンスによりゴールとはならなかった。81分、早大の3点目が決まり、とどめを刺されてしまう。残り時間の少ない中でのゴールに選手たちは肩を落とした。最後まで諦めることなく走りなんとか1点でも返したいところだったが、敵わず試合終了のホイッスルが鳴らされてしまう。試合は0-3で早大に軍配が上がった。

 

▲試合終了後の選手たち

 

 今節の敗北により後期の連勝記録は途絶え、自力での1部昇格の可能性がなくなった。「(早大は)かなり集中していた。隙を見せず、こっちの隙を突かれた試合だった」と手塚監督は振り返る。残す試合はわずか2つ。1部昇格への道は完全に閉ざされたわけではない。残りの試合も油断せず、「いつもどおり」の中大サッカーを見せてくれることだろう。

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部