「中大スポーツ」新聞部

サッカー部・関東大学サッカーリーグ戦2部 後期第5節 対青学大戦

2017年10月16日

10月11日 中央大学多摩キャンパスサッカー場

天敵青学に白星! 1部復帰に期待がかかる

 

◆スタメン

GK 30佐川雅寛(経3)

DF 2安在達弥(商3)、3渡辺剛(経3)、5須藤岳晟(経4)、27今掛航貴(経1)

MF 23縄靖也(商2)、 28中村亮太朗(経2)、19加藤陸次樹(商2)

FW 12池谷友喜(商4)、 9大橋祐紀(商3)、 10寺村介(商4)

 

◆試合結果

○中大3ー2●青学大

得点者:加藤(26分)、大橋(44分)、池谷(59分)

 

 開幕戦以来のホームでの試合に迎えた相手は昨年度と前期リーグで黒星を喫している青学大。当日の応援席は非常に多くの観客で埋め尽くされ、立ち見も出るほどの賑わいぶりだった。試合は接戦の末中大が3ー2で勝利し、中秋らしからぬ熱い盛り上がりを見せた。

 

▲ハイタッチをする大橋(右)と加藤(左)  

 

 前半は立ち上がりから攻守ともにいい動きを見せ何度か先制のチャンスを作るも、相手の堅い守備によってなかなか決め切ることができない。16分、大橋がサイドから攻め込んだところに相手のディフェンスが阻止しに来るも、これをかわしてゴール前の池谷にクロス。合わせようとしたがこれは相手ディフェンスに弾かれる。22分、左手から上がってきた相手がもう一人にクロスを上げると、きれいに合わされてまさかの失点。先制点を許してしまう。しかし25分、点を取り返そうと敵陣に攻め込む加藤が相手にファウルをもらい、幸運にもPKのチャンスが与えられる。落ち着いたシュートでこのチャンスをきっちりとモノにし、得点は1-1と振出しに戻した。「中に何人かすごい呼んでたんですけどあそこはもう自分で行きたかったんでその結果が相手の足に引っかかって運良くPKをもらえたんじゃないかと思います」(加藤)。その後も何度かゴール前まで攻め込み、じわじわと試合のペースを掴み始めた中大。そして44分、ついにその時が来る。池谷からのパスを安在が右サイドで受け取りクロスを上げる。中にいた大橋が的確に頭で合わせ、ゴール。前半終了間際、完全に流れを持ってきたと思われた。しかしわずか1分後、ゴール右上隅に突き刺さる見事なフリーキックを決められ、同点に追いつかれてしまう。会場の熱気はさらに高まり、前半の幕を閉じた。

 

 何としてもゴールが欲しい中大は後半59分に池谷が魅せる。コーナーキックからの大橋のヘディングにヘディングで合わせ見事ゴール。これが決勝ゴールとなった。池谷は前々節に今季初出場をして以降3戦連続スタメン出場。そしてなんと3試合すべてで得点を挙げ計6得点という好調ぶり。「(自身の)得点シーンは大橋がヘディングするときに来るなって思ってた」(池谷)。止まることを知らない池谷の勢いを今節でも見せてくれた。

▲決勝ゴールを挙げた池谷  

 

 その後何度か青学大の攻めに追い詰められる中大だがGK佐川をはじめとしたディフェンス陣がなんとか耐え抜き一点差を守りきって試合終了。連戦という身体的にも厳しい中でも中大開催のナイター試合で観客を味方につけ、見事勝ち点3を手に入れた。

▲クリアする渡辺

 

 立正大と当たる次節は中2日。「時間がない中でどれだけ回復して立正大に臨めるかが大切」(手塚監督)となる。後期開幕5連勝という勢いに乗って次節も必ず勝利を掴みたい。

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部