「中大スポーツ」新聞部

拳法部・第28回東日本学生選手権大会

2017年10月11日

10月8日 慶應義塾大学 日吉校舎記念館

 府立へ向け、収穫の準V

 

 秋初めての団体戦となった今大会。過去に6連覇の実績を持つ中大は5年ぶり16回目の優勝を狙ったが、決勝・明大戦であと一人及ばず準優勝。だが、最大の目標とする府立(インカレ)に向け収穫のある試合となった。

 

 6月に行われた大学選抜選手権で優勝を果たし、勢いに乗っている今年のチーム。1回戦から順当に勝ち進むと、決勝では明大と対戦。今大会3年連続で敗れている宿敵にリベンジを挑んだ。

 

 先鋒で矢野杯3位の実力者、伊藤弘海(文2)が手痛い黒星でスタートするも、次鋒の西山文哉(経4)が1-1から残り45秒で突きを決め白星。三鋒は、桜が丘高の後輩との対戦となった芳賀ビラル海(法3)。「(相手は後輩なので)絶対負けられないプレッシャーがあった」と言うが、落ち着いた攻撃で二本連取し勝利。だがその後二人が敗れ、5人終わった時点で中大の黒星は3つ。後がない状況となった。

 

 ▲芳賀

 

 副将は準決勝早大戦で嫌な負け方をしてしまった二橋克彦主将(経4)。「明大戦は絶対勝とうと気合を入れた」と、積極的に攻撃を仕掛け奪った一本を時間いっぱいまで死守し、次へ望みをつないだ。

 

 ▲蹴りを入れる二橋主将

 

 勝負の行方を託されたのは岡本王鳳(商4)。開始1分はこう着状態が続いたが、そこから明大主将・百合草の連打を浴び敗戦。5年ぶりの優勝は惜しくも果たされなかった。

 

 また、連覇を狙う女子は準決勝で青学大Aに敗れ3位。優勝は逃したものの、後藤穂奈美(文4)が敢闘賞を受賞した。

 

 結果は準優勝だったが、「勝ち負けよりも府立に向けて何か課題を収穫しよう」という目標は達成できた。また、互いに意識しあってるという明大に敗れたことについては「今回負けたことによって相手も(明大)も隙が生まれてるはず。逆にこっちは燃えているので、府立で返してやります(二橋主将)」とリベンジに燃えた。

 

 あと2ヶ月を切った府立に向け、気合を入れ直した選手たち。今日の試合で得たことを糧に、府立での優勝を誓う。

 

◆大会結果◆

▼男子

①明大➋中大③早大 

技能賞=芳賀

 

▼女子

①明大②青学第A➌中大 

敢闘賞=後藤

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部