「中大スポーツ」新聞部

陸上競技部 日本学生個人選手権大会

2014年06月21日

6月20日~22日 Shonan BMW スタジアム平塚
田辺、松本、川上が入賞!

400mHで入賞した松本、田辺

 大会初日、まず行われたのは110mH予選。白田耕平(経3)、吉岡駿貴(文4)の2名が出場した。吉岡は組3着となり準決勝進出を決めたが、白田は惜しくも予選敗退となった。吉岡は準決勝で組6着に終わり、決勝に進むことはできなかった。
 200mに出場したのは日吉克実(文1)、北原拓朗(商3)、藪内翔太主将(商4)。日吉、藪内主将がともに組2着に入り準決勝にコマを進めた。準決勝では、薮内主将が組3位で決勝進出を決めた。日吉は準決勝を棄権した。
 やり投決勝では、森誉(文2)が5位、服部将大(商2)が8位と2人ともに入賞を果たした。
 2日目、初めに行われたのは400mH予選。柴田宏樹(理工4)、松本健志(経3)、田辺将太良(法2)の3名が出場し、3名ともに準決勝進出を決める。準決勝では、1組に出場した柴田は6着となり決勝には進めなかったが、2組に出場した松本、田辺は危なげない走りで決勝進出を決めた。
 100mには、中大から7名の選手が出場。1組に出場した根岸紀仁(経4)は組1着でフィニッシュすると、声を上げ喜びを表した。3組に出場した荒井絋輔(文3)は5着となったものの、タイムで拾われ準決勝進出となった。6組には薮内主将が出場。1着に入り準決勝進出を決めた。7組には川上拓也(法1)、西本美颯(文4)が出場し、川上が余裕のある走りで準決勝へと進んだ。
 200m決勝には、薮内主将が出場し4位でフィニッシュ。惜しくも表彰台とはならなかった。
 400m予選には、関カレ4×400mリレー優勝メンバーである横山直広(経3)、皆木佑太(総3)が出場した。横山は組1着で準決勝進出を決めたが、皆木は予選敗退となってしまった。

決勝で逃げ切りを見せる川上

 大会最終の3日目は雨が降るなか行われた。
 まず800m予選に出場した長谷川拓哉(総4)は、500メートル付近まではトップを守るも、ラストで粘れず組4着。決勝進出はならなかった。
 続く400メートル準決勝、1組目で出走した横山が47秒17のタイムを出し2着。決勝へとコマを進めた。準決勝2組目でフィニッシュタイマーの不具合が起こったことにより、決勝は2組に分けてのタイムレースで行われた。横山はペースアップするライバルたちについて行けず組6位。総合12位と悔しい結果になった。
 特に活躍を見せた400mH。決勝では田辺がラストで伸びライバルをかわし2位、スタートの勢いを保ったまま走り抜けた松本が3位に入賞。中大から二人表彰台に上り、強さを見せつけた。2位という結果に田辺は「(全カレの)A標準を切れなかったことは悔いが残る。今回の結果に満足せず次の試合に切り替える」と語り、先を見据えた。松本は「(3位以内に入ることを)目標にしてはいたけれど、いざ入ってみると実感がない。自分でもよく頑張ったな」と素直な喜びを語った。
 長距離ブロックからは大家良介(商4)らが3000mSCに出場。大家は中盤粘りを見せ先頭に立つ場面もあったが、じわじわと後退し全体10位。表彰台には届かなかった。
 100メートル準決勝では川上が他と差をつけて組1位でゴール。藪内主将と根岸はタイム順で拾われ中大から3人が決勝進出を決めた。決勝は薮内主将は大事を取っての欠場。張りつめた空気のなか、川上と根岸がスタートラインに立ち、大会ラストのピストルが鳴った。根岸はハイレベルなレースに必死に食らいつくも7位。川上は前半から飛ばし、アジアジュニアと同タイムの10秒46をたたき出すも一歩及ばず2位に終わった。

 アジアジュニアから間もないことにより主力メンバーの欠場が見られ、優勝選手が出なかった今大会だったが「全カレ(インカレ)に出場できるようにA標準を突破したい」(田辺)と次の大会に意識は向いている。9月に控えているインカレに多くの選手が出場し、メダルを獲得してくれることに期待したい。
 
◆大会結果
100m予選
1組1着 根岸 10秒56→準決勝へ
1組5着 渡辺将志(経3) 10秒75
3組5着 荒井 10秒66→準決勝へ
4組4着 加藤勇司(経2) 10秒67
6組1着 藪内主将 10秒59→準決勝へ
7組1着 川上 10秒45→準決勝へ
7組7着 西本 10秒81
準決勝
1組6着 荒井紘輔(文3)10秒78
2組3着 根岸 10秒65 →決勝へ
3組 1着 川上 10秒48→決勝へ
3組3着 藪内主将 10秒56→決勝へ
決勝
2位 川上 10秒46
7位 根岸 10秒71
DNS 薮内主将

200m予選
1組2着 日吉 21秒34→準決勝へ
2組6着 北原 21秒97
4組2着 藪内主将 21秒26
準決勝
2組3着 藪内主将 21秒09→決勝へ
DNS 日吉
決勝
4位 藪内主将 21秒07

400m予選
2組1着 横山 48秒05→準決勝へ
3組4着 皆木 49秒22
準決勝
1組 2着 横山  47秒17→決勝へ
決勝
12位 横山  48秒51

800m予選
4組4着 長谷川 1分56秒26

110mH予選
1組4着 白田 14秒46
4組3着 吉岡 14秒19→準決勝へ
準決勝
1組6着 吉岡 14秒17

400mH予選
1組3着 柴田 52秒62
2組1着 田辺 51秒97
2組2着 松本 52秒34
準決勝
1組6着 柴田 52秒37
2着1着 松本 51秒94→決勝へ
2組3着 田辺 52秒52→決勝へ
決勝
2位 田辺 51秒45
3位 松本 51秒69

3000mSCタイムレース決勝
10位 大家 9分06秒74
24位 戸塚陽介(商3) 9分26秒13
34位 齊藤宥哉(経1) 9分47秒31

走幅跳決勝
18位 中村亮(法1) 7m27

やり投決勝
5位 森 68m91
8位 服部 67m68

ハンマー投決勝
14位 高村竜麻(文4) 57m96

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部