卓球部

卓球部・秋季関東学生卓球リーグ戦対専大

2016年09月15日

9月12日 駒沢体育館

立ちはだかる専大、あと一歩及ばず惜敗

 午前、明大に敗れ迎えた専大戦。明大に匹敵する戦力を持つ専大に何としても勝利を収めたかったが、惜しくも敗れた。

 明大戦に続き、1番手には岩城友聖(文1)。チームの勢いを付けたいところだったが、敗れる。続く2番手は一ノ瀬拓巳(法1)。明大にここまで唯一セットを奪った男はさらに調子を上げ、2-1と勝利目前まで相手を追い込んだ。だが、ここから専大、東の反撃にあい4セット目を失う。5セット目も2-5とリードを許す苦しい展開。ここでベンチはタイムアウトを要求。ベンチからは「サーブを変えろ」の指示。しかし、一ノ瀬本人は「変えてやるサーブには自信がなかった」と話す。タイムアウト後の初球、指示通りサーブを変えてみると相手はミス。「ここから自信がついた」と一気に逆転。フルセットの末勝利をもぎ取った。そして、この勝利で一ノ瀬自身今季6連勝を飾った。

▲この日2連勝の一ノ瀬

 続く今季苦しむ宮本幸典(文3)は自身を鼓舞するように、得点ごとに大きな声を上げていた。ストレートで敗れはしたが4年生が試合に出ていない中、上級生としてのチームを引っ張る姿がみられた。

 そして、4番手の宮本・定松祐輔(文3)組。復活の兆しをみせるかのように、2セット連続で奪い取る。だが、あと一歩のところで勝ちきれない。本人たちが一番認識している。2セットをとってからのセットはすべて完敗。2-3と逆転でこの日もダブルスは勝てなかった。

 負ければチームの負けも確定する5番手には定松。1セット目を大差で奪われ、流れはさらに悪くなるように見えた。しかし、続くセットで苦しみながらもセットを奪い1-1のタイに戻すと、いつもの定松が帰ってきたかのように、第3、4セットは相手を圧倒。チームにとっても、定松自身にも大きな1勝を手に入れた。

▲復調の定松

 土壇場で踏みとどまった中大の6番手には高橋拓巳(文2)。思い切りのいい強打が持ち味。その強打で序盤から相手及川とのラリーを制する。お互いに譲らず緊迫した試合はフルセットに。いきなり5連続ポイントを許すも、巻き返し6-7の1点差に詰め寄る。しかし、ここからミスが重なり、惜しくも敗れた。

▲強打をみせる高橋拓

 専大に敗れ、2勝4敗の中大は明日法大と入替戦進出を賭けた大一番に臨む。チーム状況は未だに苦しい。「チームの柱の宮本と定松は気負い過ぎている」と鈴木監督。その中でも、一ノ瀬の活躍と定松の復調が大きな1日だった。今季初戦のみ出場の大坂亮輔主将(文4)も明日が大学生活最後のリーグ戦となる「4年間最後、勝って終わりたい」と語った。苦しい経験こそ、後に生きてくる。そのためにも明日、残留を確実なものにしたい。

◆試合結果

●中大2-4専大

▼詳細結果

●岩城0-3田添響○

○一ノ瀬3-2東●

●宮本0-3田添健●

●定松・宮本組2-3田添健・郡山組○

○定松3-1郡山●

●高橋拓2-3及川○

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部