卓球部

卓球部 天皇杯皇后杯全日本卓球選手権大会 男子シングルス3、4回戦、ダブルス3、4回戦

2015年01月23日

1月15日 東京体育館

大野・大坂組が5回戦進出

レシーブをする大野(右)と大坂(左)

 大会4日目のこの日はシングルス、ダブルスともに3、4回戦が行われた。4回戦からはスーパーシードが登場するため、試合のレベルも一気にあがる。シングルスは大野泰士(文3)、宮本幸典(文1)、定松祐輔(文1)が4回戦まで進んだが、スーパーシードの選手相手に実力差を見せつけられ5回戦進出はならなかった。一方のダブルスは大野・大坂亮輔(文2)組が5回戦進出を決めた。

【シングルス】
 3回戦に進んだのは上記の3人と徳永大輝(商3)、鈴木将幸(商4)、坂野申悟(法1)の6人。徳永は加藤(愛工大)にフルセットの末敗れた。鈴木は強豪の神(明大)に接戦を演じるが0-3で敗戦した。坂野は社会人の濱川(日鉄住金物流)に0-3で負けて3回戦敗退となってしまった。  4回戦からは4セット先取になり、レベルも格段に上がる。  2回戦で早大の主力選手を破り勢いに乗っていた宮本。相手は社会人でもトップクラスの実力を誇る笠原(協和発酵キリン)だった。1セット目を9-11で落とすと、そのまま相手にペースを握られ0-4で敗戦した。「ボールの回転量がいままでの選手とは比べ物にならないレベルで、すべてにおいて相手の方が上だった」と振り返る。しかし「強い選手を倒してここまでこれたことは自信になった」と今後につながる大会だった。

バックハンドで打つ宮本

 同じく強豪選手を倒して勝ち進んできた大野。中大OBの森田侑樹氏(平21年度卒・現シチズン)との対戦した。「とにかくミスが少なくて丁寧」な卓球をする森田氏に付け入る隙を与えてもらえず、5-11、3-11、5-11で3セット連取されてしまう。4セット目に入り、少しずつ相手に慣れてきたが一歩及ばず8-11でこのセットを取られてしまい敗戦となった。

ドライブを打つ大野

 一方、ここまで1セットも落とさずに勝ってきた定松は世界卓球に出場経験のある松平(協和発酵キリン)との対戦。2セット先取されるも2セット取り返す展開になる。だが「細かいところでミスが少ない」相手にわずかに及ばずセットカウント2-4で敗れた。「悔しい。勝てるチャンスはあったので、来年はランク(ベスト16以上)に入りたい」と手応えを感じた一戦だった。

スマッシュを打つ定松

【ダブルス】
 3回戦に進んだ徳永・定松組、相手は同じ関東学生卓球リーグの大島・上村組(早大)。序盤からラリーが続いて接戦となり、試合は最終セットまでもつれた。だがこのセットを取られてしまい敗れた。  4回戦からの登場となった大野・大坂亮輔(文2)組は兄弟ダブルスである田添(専大)・田添(希望ヶ丘高)が相手だ。「動きが硬かった」(大野)1セット目こそ取られたが、そのあとの3セットはもつれながらもしっかりと勝ち切り3-1で勝利した。5回戦に勝利すればベスト8入りとなる。「高2のときも同じところで負けてしまった。まずはあとひとつ勝ちたい」(大坂) と上位進出へ意気込んだ。

◆大会結果
シングルス3回戦
◯宮本3-1佐藤(岡谷市役所)●
◯大野3-1高橋(東山高)●
●坂野0-3濱川(日鉄住金物流)◯
●徳永2-3加藤(愛工大)◯
●鈴木0-3神(明大)◯
◯定松3-0櫻田(トヨタ自動車)●

シングルス4回戦
●宮本0-4笠原(協和発酵キリン)◯
●大野0-4森田(シチズン)◯
●定松2-4松平(協和発酵キリン)◯

ダブルス3回戦
●徳永・定松組2-3大島・上村組(早大)◯

ダブルス4回戦
◯大野・大坂3-1田添(専大)・田添(希望ヶ丘高)●