スケート部

スケート部・関東大学アイスホッケーリーグ戦対法大1回戦

2017年09月19日

法大に3-1で勝利 課題残す 

 

 開幕3連勝だ。中大はペナルティーの多さに苦しめられたものの、序盤の貯金を守り切った。

 

〈第1ピリオド〉

 坂本颯(法4)の先制点は、ゴールのレッドライン上という角度のないところから、キーパーにあてて入れるという技ありシュート。またその1分後には再び坂本が、残り30秒には齊藤大知(法2)が決めた。第1ピリオドで得た四つのパワープレーのうち、三つを得点につなげた。「序盤、パワープレーでポンポンと点がとれて、リズムがつくれた」(八戸監督)と上々の立ち上がりだった。

▲坂本

 

〈第2ピリオド〉

 空気が一変した。序盤の勢いが徐々に空回っていく。この試合を通じて中大は七つのペナルティーを受けたが、そのうち六つは第2ピリオドの時間帯だった。20分をほぼ守りに徹した中大は、この苦しい20分を無事無失点で乗り切った。ゴールを任された金子将太朗(法3)も「つらかったけど、みんなが体を張って守ってくれて良かった」と振り返った。

▲金子

 

〈第3ピリオド〉

 しかし休憩をはさんでも流れの悪さは払拭できなかった。47分、グレーゾーンギリギリからゴールまでの一直線をつかれた。「フォークボールだった。軌道を変えてきたのを準備していれば取れるものだった」(金子)と悔やまれた。法大戦をいれて3試合を終え、合計失点数は5点。その全ては第3ピリオドでの失点だ。「先制して、リードも広げて大丈夫、と思っていなくても気持ちが緩んでしまっている。だから今日もこんないい試合になってしまった」(坂本)と表情は晴れない。

 

 まだまだピリオドごとの波がある中大。先制しても第3ピリオドに弱いのは、追う側ではなく追われる側だからだろうか。

 ここからリーグ戦1周目の後半戦に入る。楽な試合は一つもないが、これまで以上に厳しい戦いになる。波にのまれず、自分たちの波をつくりだしていってほしい。

 

◆試合結果

中大3(3-0、0-0、0-1)1法大●

 

◆中大の得点

06:04 G坂本 A乾純也(総4)、蓑島圭悟(法3)

07:39 G坂本 A乾、蓑島

19:22 G藤 A坂本、切江蓮(総2)

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部